ここ最近、あたくしの住んでる近くで”足場鳶(あしばとび)”の方達が足場を組んだり外したりしてるので窓を開けてると少々騒がしい。しかし、立派に仕事をしているのです。
上から足場を下ろしています。(上から2番目の人から3番目の人へ)
次は3番目の人から4番目の人へ。簡単そうにしていますが、それなりに重さがあるんですよね。まだ、上から下なので重力を利用しながらスルスルと出来るから良いけど、これが下から上にはなかなか大変です。
無事に降ろす作業が終わり積み重ねへ。けど、またどこから下へ下ろします。先程まで見えていなかった親方がビルの屋上に見えます。全部で7人の班ですね。どうせ、寝れないのでしばらく見ていました。上から親方、2番手、3番手という順で序列の通り配置されているようです。で、横で受けてる白い作業着の方達が序列では下の方です。(笑)
9~10階建てのマンションなので落ちれば大事故ですし、物を落としても事故に繋がるので、気力・体力とチームワークが重要な仕事です。親方が「00~!000はどうなってる!?」「はい、いま00です!」と親方の的確な指示と張りのある声。また、それに応える部下も張りのある声で現状を伝えています。たまたま、序列通り配置も上から下への作業でしたが、テンポの良い作業を見ていて「この親方と2番手、3番手がしっかりしている班なんだな~」と感心していました。あたくしがやっていた「圧接業」は普通は3人です。職長、2番手、下っ端のあたくしみたいな。たまに4人の時もありますが、その時は作業が1.5倍速くなるので楽でしたね。でも、本州では札幌と違いビルやマンションの鉄筋とはちがいレールの圧接なので7~9人の班を組んで行っていましたね。やはり、どんな仕事でも(遊びだとしても)リーダーがしっかりしてるとチームワークも上手く行くんだな~と改めて思った次第です。
追記 やはり飲食店舗は”店長”が「肝心要(かんじんかなめ)の肝なんだということです。
本州で連日35℃を超えて40℃も超えてる地域もありますよね。30℃くらいで「暑い!!」なんて言ってるのが申し訳なくなりました。暑さでレールが曲がって電車が数時間止まったというニュースを見ました。その昔、本州でレールの圧接作業をすると先程書きましたね。携帯用のチェーンブロックでレールを固定している杭を外して所々を持ち上げるのですが、暑すぎてレールが曲がるんですよね。そんな時は大急いでチェーンブロックを皆で下ろします。そうなんです、何を隠そう鉄(レール)は伸びるんです。(笑)
札幌ではこのような鉄筋圧接作業。
レールの圧接ではこのような工程。この図では短いけど、両方のレールは25メートルと25メートルあります。
図の③と④の作業で、ここを釜場と言い職長やベテランの先輩たちが仕切ります。
で、レールが圧接されてこんなんになるのですが、上の画像を見ても分かるように鉄を溶かしながら圧接するので釜場で作業の方は夏は地獄です。(笑) この熱々の圧接されたレールが流れ作業で「荒削り(通称あら)」では、あたくしともう一人で(一人の時もある)」両面から文字通りガシガシと荒削りします。(あたくし自身が荒削りとかではなくね)。まだ赤い時は早く削れますが、冷めて来ると中々の力と気合です。次に「頭削り(通称あたま)」ではレールの上下を。上を削る時はレールにまたがり削ります。その次が「仕上げ」でキレイにピカピカに整えます。「仕上げ」↓
先程の出来立てホヤホヤのまだ赤いレールの圧接部分を「荒削り」でレールの側面部分をある程度削り、「頭」でレールの上下をある程度削り、「仕上げ」で上記のようにキレイに文字通り仕上げていきます。最後に「検索」↓
コンマ何ミリ内の誤差に仕上げて最終検査をします。規定内に収まっていない時はここでも研磨します。もう一つ前の「仕上げ」の段階で検査をする時もありますが、それは夏は札幌も忙しいのでレール班は7人くらいでの作業の時です。あたくしたち下っ端は「荒削り」と「頭」まで。たまに「仕上げ」をしたことがありますが、何だか出世した感じで気分が良かったですね。夏は人数が減るので暑いし余計にきつかったよね。。。。。
ちょうどその頃に流行っていましたね~。(笑)