あたくしはメルマガの「20世紀の名言」と言うのをずーっと受け取っています。で、事務所へ来てメールの送受信からのチェックして「20世紀の名言」を開き∞∞∞∞∞∞ 本日の名言 ∞∞∞∞∞∞の題名の下に
正しいことを言うときは 少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは 相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
─ 吉野 弘 ─ (『祝婚歌』) とあり、オーッ!!!まさしくあたくしのことではないかーッ!!!!!と思い深~く頷き反省した次第です。で、ふと「あれ?もう一人いるよな?」と、キーボード打ちながらゆ~っくりあたくしから見て10時の方向に目だけをやると・・・・・↓
あっ・・・・・。(笑)
で、あたくしに神の啓示のようなことをおっしゃる方は誰なのだろうか?と調べると、なんと!な~んとー!!もっと凄い文章だと分かりました!!!!!それではこちらをば↓
祝婚歌 吉野 弘
二人が睦まじくいるためには
愚かでいるほうがいい
立派すぎないほうがいい
立派すぎることは
長持ちしないことだと気付いているほうがいい
完璧をめざさないほうがいい
完璧なんて不自然なことだと
うそぶいているほうがいい
二人のうちどちらかが
ふざけているほうがいい
ずっこけているほうがいい
互いに非難することがあっても
非難できる資格が自分にあったかどうか
あとで
疑わしくなるほうがいい
正しいことを言うときは
少しひかえめにするほうがいい
正しいことを言うときは
相手を傷つけやすいものだと
気付いているほうがいい
立派でありたいとか
正しくありたいとかいう
無理な緊張には
色目を使わず
ゆったり ゆたかに
光を浴びているほうがいい
健康で 風に吹かれながら
生きていることのなつかしさに
ふと 胸が熱くなる
そんな日があってもいい
そして
なぜ胸が熱くなるのか
黙っていても
二人にはわかるのであってほしい
詩集『風が吹くと』1977年
まんまやん!!10時の方向も確認しながら・・・・・。(笑)
これは詩人の”吉野さん”が姪の結婚式に出られない代わりに姪夫婦に書き送った詩なんだとか。大勢の著名人から”吉野さん”は敬愛されておりました。例えば”浜田省吾さん”もその一人で「悲しみは雪のように」は”吉野さん”の「雪の日に」と言う詩にインスパイヤされたと言ってますし、”山田太一さん”も「ふぞろいの林檎たち」などの作品の中で”吉野さん”の詩を引用しています。
追記 ん~、この詩を読むとまだまだあたくしの人生観なんぞはミジンコの鼻毛みたいなもんでした。(あるんかい!!)
まぁ、ではそう言うことなので↓
もらった。