この前、ふいに「あの頃は良かったな~」と思いました。
で、あの頃・・・・・って、どの頃か?とも。
将来の不安も責任も無かった小学生の頃か?
少し色気づいて来た中学生の頃に足が遅くて徒競走が嫌でアメリカへ家出を考えてた頃か?
友達と何時もバカふざけをしていたり、スナックエンジェルに入り浸っていた高校生の頃か?
就職で札幌へ来て救急車のサイレンの多さに都会を感じた頃か?
出張先の青森に革ジャンのカタログを持っていき、暇さえあれば宿舎で見ていて、札幌へ帰って来て狸小路2丁目の丸藤T・C・BOX店(VAN)で、16万の革ジャンを「革ジャンは一生もんですから」と言われて買った時に、店のスタッフがガッツポーズをしてた20歳の頃か?(お金が足りなくて、一度東区北32条東8丁目まで取りに行った)
実は今でもあるので、そう考えると一生もんかもね。棺桶に入れてよ。(笑)
それとも、青森から一緒に出張から帰って来た先輩に連れて行ってもらったススキノのキングス・ロード(ソープ)の子と付き合った頃か?
何がしたいのか?何が出来るのか?と自分探しをしていた頃か?
円山の米国領事館へ行き、字の上手い同級生の女子に親の代筆を頼んで下りたビザで行ったロス・アンジェルスの頃か?
一気に人づきあいが増えて視野が広がった華やかなこの仕事をし出した頃か?
調子に乗ってタスコのチェーン店を飲み歩いて、給料日に飲み代と給料がイーブンだった頃か?
短気は損気と自他ともに認めながらも、その矢先から携帯を叩きつけていた頃か?
それなりに経験を積んで、それなりの大人になった頃か?
(有)丸か加藤商店として一歩踏み出した頃か?
借金ばかりで自動車事故を装って保険金を騙し取ろうと本気で考えていた頃か?
少し落ち着いて来たと思ったら大切な人が去りだした頃か?
・・・・・、そう「あの頃」ってどの頃になるのか。
それぞれの「あの頃」か。
よく、「昔を懐かしんでばかりいないで大切なのは今とこれからのこと」などと言うけど、懐かしいものは懐かしいし、過ぎ去った日々だからこそ微笑むことができるよね。まぁ、戻りっこないし「あの頃」を思い出すと切なくなることもしばしばなんだけどね。。。。。
追記 こんなことを書いてることも数年後には「あの頃」になるんだよな。
その時々の判断や決断が右に行ってたなら、左に行ってたならと思いもするけど、結局、現在こうしていられるのもその時々の判断や決断の結果なんだよね。それが良かったとか悪かったとかではなく。
でさ、「加藤商店、これからどうするんですか?」って質問されるけどさ、俺が聞きたいよね。ほんのミジンコほど疲れたから、コーナーポストで一息ついたら加トちゃんビーム全開で行くさね。(笑)