飲食店はサービス業ですが、それ以上に「ホスピタリティ」がキモです。
「ホスピタリティ」とは「心からのおもてなし」とか「深い思いやり」と捉えられていますよね。
あたくしたち流で言えば、「相手の立場に立って」と。(黒木・・・・・)
つーか、あたくしは飲食業と言う仕事としてではなく、単純に人としてなんですね。
例えば、ランチなどで見かけない男性が一人で来て何やら元気がなさそうです。
そろそろランチの時間も過ぎてしまいます。が、その男性は深いため息を。
けれど、そこでスタッフが「そろそろランチ営業が終わりですので、下げていいですか~」と、脳みその奥の奥の後頭部まで能天気な言い方をしてせかすようにするのは、あたくし的にも”丸か”的にもNGです。(けど、居るのが現実)
別に、ランチ時間が終了になったからと言って直ぐに帰さなくても、その状況を察すればスタッフは他の仕事をしてればいいよね。
この辺の「機微」と言うのでしょうか?特に日本人は独特の感性があるので、この辺を大切にするべきです。
その昔、「北の国から」で五郎さん一家がラーメン屋さんで、もの凄くシビアな話をしてる時に店員さんが終わりだからと言って”純くん”の食べかけのラーメンを下げようとして、五郎さんが声を荒げて「子供がまだ食ってる途中でしょうがー!!」とラーメンを叩き落としましたよね。
あれを見て「五郎さんって短気だな~」と思った人はいなく、きっと殆どの人は息をのんでしまったと思うんですね。
それだけ、「琴線」に触れることは人の感情を揺さぶるし、感動もするんです。
追記 あっ、別にどこかの店や人に何かあったとかではないですので。(笑)
まぁ、あたくしだって今でも相手を酷く罵倒することもあります。短気は損気どころか、短気でモノをぶち壊したりして諭吉が飛んでイスタンブール状態ですもんね。けど、短気になるのは殆どの場合、あまりにも人の気持ちや物事を考えない言動の時なんですね。(言い訳かよ)