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鉄は熱いうちに・・・・・。

そう、「鉄は熱いうちに打て」という諺がありますよね。改めて意味としては「鉄は熱いうちが柔らかいので色々な形に変えられると言う意味で、人間も柔軟で吸収するうちに鍛えるべき」と。

やはり、店舗に入って来たスタッフに対しては入ってから一ヶ月が肝心で、その間にリーダーとしてその店のルール、やって欲しいこと(以下、あるべき姿)を伝えて行動させることなんですね。(まぁ、出勤回数にもよるけど)

もちろん、先輩たちが「あるべき姿」を実践していないといけないし、当然そこのリーダー自ら実践するのは当たり前。また、そこには例外がなく経験があるからと言って手を抜いているスタッフの怠慢を認めてはいけません。(常に適度な緊張感を保たせる)

その最初に「鉄は熱いうちに打て」が出来ていなかったり、リーダーが常に「あるべき姿」を意識していない店のスタッフは半年、一年居ても中途半端のまんまです。それはあたくしから見ると、そのスタッフが不憫(ふびん)に思えて仕方ありません。

最初から、もしくはもっと早くにきちんと指導したり、飲食業の楽しさを分かってもらっていたら店でも非常に信頼され必要とされるし、お客さんからも可愛がられて親しまられていたのに・・・・・と。

人を育てることは簡単ではありません。がしかし、そのスタッフが少しづつ気づいてくれて成長していく姿を見るのはこの上なく嬉しいし、頼もしくも感じます。

だからこそ、リーダーは最初に逃げないで接して指導しないといけないんですね。もし、それで一週間、二週間で辞めて行くのならばそれは仕方のない事です。何度も何度も折を見て、それこそ耳にタコが出来るくらい毛穴に染み込むほどに言い続けないとダメなんです。

もし、そこから逃げるのであればリーダーとしては失格なんですね。誰でも言いにくいことを言うのは嫌なもんです。けど、それをしなければ組織が崩壊し店が無くなり兼ねませんからね。

最初に「鉄は熱いうちに打ち、あるべき姿を言い続ける」ことで時には煙たがれるけど、リーダーとしての「あるべき姿」なので、それから逃げない態度で臨むと、スタッフもお客さんも周りがちゃんと見ていて協力をしてくれます。

半年、一年、それ以上居たスタッフが辞める時に「しょうがないよ」や「あぁ~、もっと早くに言っとけばな~」と自分もやってないからと傷の舐め合いで中途半端で辞めさせるのか?「よくやってくれたな、ありがとう!!」と晴れ晴れと送り出すかは、これ全て「鉄は熱いうちに打ち、あるべき姿を言い続ける」事をさぼらないでやっていたかどうか。それはある意味自分との戦いでもあるし、自分を成長させることでもあるんだよね。

追記 一ヶ月以内ならば縁がなかったと、半年以上ならリーダーは自分自身を振り返えること。

似たような言葉で「熱意があるうちに行動せよ」ってありますよね。「思い立ったが吉日」じゃないけど、直ぐに腰を上げて行動に移さないと、「明日」とか「その内」などと言ってると熱意が薄れてきて結局何もやらないですよね。(十分に経験済み)

分かるよな?

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