あたくしは武将や経営者の名言なんてのを読んでは「そうだよな~」とか「この人も悩んで迷って来たからこそ、このような言葉が出るんだよね」と感心をし、時に「うん!わかる、分かる!!」と生意気にも共鳴しますね。
例えば、世界の松下と呼ばれるまでになり、現パナソニックホールディングスを一代で築き上げた”松下幸之助”氏は『なんとしても二階へ上がりたい。どうしても二階へ上がろう。この熱意がハシゴを思いつかせ、階段をつくり上げる。』という名言を残しました。(まだ、無数にありますけど)やはり「どうしても、どーしてもこうしたいんだ!!」と言う”熱意と執念”が知恵と工夫と努力が相まって、今では当たり前のようにある「ハシゴ」や「階段」さらに言えば「エレベーター」や「エスカレータ」になったんだと思うんですね。
また、今では世界で目にする車やバイクを作りF1でも活躍するほどの企業にした、本田技研工業創業者”本田宗一郎”氏は『人類の歴史の中で本当に強い人間などいない。いるのは弱さに甘んじている人間と、強くなろうと努力している人間だけだ。』と言う言葉を残しております。ん~、深い!!もうね、この言葉からは”本田”氏自身と人作りで何度も何度も挫折を繰り返して来たのが分かるんですよね。
近々では、昨年亡くなられた京セラの創業者でもある”稲盛和夫”氏の言葉で『物には、他からエネルギーを受けて燃えるものと、それでも燃えないものと、そして自分自身で燃えるものとがあります。つまり、火を近づけると燃え上がる可燃性のもの、火を近づけても燃えない不燃性のもの、自分で勝手に燃え上がる自燃性のものと、物質は三つに分かれますが、人間も同様です。物事を成そうとするには、自ら燃える者でなければなりません。』とあり、「本当にそうだよな」と今さながらに感心するんですよね。他にも沢山の『名言』を残していますが、面白いもんで先人の『名言』って、その時々の心情にピッタリくるんですよね。例えば本などで『名言集』の本を目をつぶって適当に開いた箇所を読むと「なぜ?今の俺の気持ちが分かるの?」とか「そうか~、この考え方だよな~」となります。不思議です。いや、不思議ではなく日頃から何考えた無い人には刺さらないんだと思います。
追記 そうです、何かが刺さると言うことは、それだけその人も悩み迷いがある人なんですね。
でもね、ここ最近の企業の経営者から『名言』は聞こえないよね。きっと、サラリーマン経営者で3,4年の間に余程のおかしなことをやらなければ相談役とか顧問などと訳の分からない役職と退職金をもらい、名誉だけで生きてるからでしょうかね。あっ、『迷言』は言うけどね。(誰が上手いことを言えと・・・)