石炭ストーブと蒸発皿
- 2020/01/01 00:17
炭住は炭鉱の町だけあって冬の暖を取るのは石炭です。
昔は馬が運んできましたが、文明の発達によって車が石炭を積んで来て、
各住居の前に山盛りに降ろして行きます。それを今度は石炭小屋に入れる
作業を子供の頃からやっていました。
石炭小屋に入った石炭はしばれる日が続くと固まるので、それをつるはしで
叩いたり削ったりして砕く時もありますが、これが中々大変でした。また、何度か
悪さをして石炭小屋に閉じ込められたこともありましたね。(笑)
当然、炭鉱町の学校だけありバッチリと石炭ストーブで、教室を温めるので
家のストーブよりもデカくてゴツイやつです。石炭自体も炭住のは砂利のような
小さ目のですが、学校のは二回り以上も多い石炭で、一度くべると長持ちします。
乾燥防止用にたらいの様な蒸発皿を乗せていました。その、蒸発皿に給食で出て来る
牛乳瓶を入れて飲むのも一つの楽しみでしたね。
たまに牛乳を取り出すのを忘れてしまい、蒸発皿の中で底が抜けたり割れてしまい
蒸発皿が白く濁ってしまい、そうなると教室中に牛乳のにおいが充満したりと。
昼休みで遊んだり、雪中サッカーなどの授業ではズボンが濡れるのでストーブに
ギリギリまで近づけて乾かすのですが、近づけすぎて煙が出てきて「アチチチ!」と
なることもしばしばでしたね。小学校の時に外で遊び仮病を使って保健室へ行って
具合の悪い振りをしてベットで寝ていて、先生が濡れたズボンを乾かしてくれたのですが
おしっこを少し漏らしていたので、乾き始めるとアンモニアのにおいが立ち込めて来たので
慌ててベットから「さっき、水に濡れました!」と言いましたが、もう1人の先生とクスクス
笑っていて完全にバレてしまってとても恥ずかしい想い出もありました。(笑)
そんな石炭ストーブと蒸発皿の想い出のあとでした。。。。。