今日は私がこの仕事に20年たずさわった中から、スタッフ、お客さん含め
史実と事実に基づいた泣き笑いな「つわものども」をシリーズで紹介していきます。
多分、昔かを知っている人は懐かしく、知らない人は新鮮な気持ちになり、現在の
丸かの流れもわかってくと思います。
「野生の証明編」
・カラオケパブ「OPERA(オペラ)」というお店がありました。
このお店は私が22歳の時に初めて店長をしたお店で、先日独立した西館部長
(現(株)西やん?の社長)や細川部長(元オペラのアイドルだった・・・・・、その他、
その後タスコの全盛期を支えた人材が多数輩出された、色々な意味で伝説のお
店です。
まあ、30歳以下の人にカラオケパブと言っても、あまりピンと来ないと思いますが、
それはそれは夜な夜な「喜怒哀楽」が繰り返され、ある意味「生きてる!」という
表現がピッタリと来る人生の縮図のような場所でした。
その為か、本当に様々な信じられない、考えらないある意味期待を裏切らない
お客様が毎夜毎夜出没していましたので、当然働いているスタッフも海千山千
の逞(たくま)しい「戦士」へと変貌していくのでした。。。。。
・福島くんという人。
彼は0衛0のお客さんで、いつもカウンターでI・Wハーパーをロックで飲んでいました。
いつも職業柄なのか、ケハイをけして入ってくるので気がつくとカウンターにいます。
「あっ、いらっしゃい!」「店長、どうも」「いつものでいい?」「うん、いいよ」、その日も
お店は忙しくチャームチャージのポップコーンとポテチの入った通しを出し忘れて「あー
、ゴメンゴメン、福島くん、ハイ、通し。うん?福島くん、なに食べてんの?」
「これ?」「そう、それ」「火薬」「うん?なに、もう一度言ってくれる?」「火薬」。
「福島くん?言っているコ・ト・バが解らないんだけどゴメンね」「火薬」「カ・ヤ・ク?」
「そう、おいしいよ、でも店長にはあげられないんだ」 「いや、そっちじゃなくて」
その後も福島くんはポップコーン~ポテチ~火薬、時にはポップコーン~火薬~ポテチ
の順で(そこが問題じゃないけど)、その後も周りは週末で大いに盛り上がっているにも
関わらず一人粛々(しゅくしゅく)と静かにハーパーのロックグラスを片手に顔は真っ直ぐ
に目だけで人を追ういつもの姿勢で繰り返していました。
映画、「野生の証明」って本当だったんだな。。。。。
中央区南3条西3丁目 サンスリービル(3条3丁目だから)6階にありました。
その後、福島くんはススキノのカラオケパブで働いていました。という事は・・・・・。