本日、「徳太郎」で会議を終えた後に髪を切りに
行ってきました。
月寒にあるので東豊線で月寒中央下車です、もう
かれこれ20年通っています。そこのマスターはあたくし
と同じ年で「オペラ」の店長をしている時にお客さんと
して来店した時に意気投合して通うようになりました。
会った時は「アルカポネ」と言うお店で砂田ビルという街の
中にあり、その後「アルカポネ」がパルコの中小路にあるパレード
ビルに移りました。
元々はお母さんが実家の月寒で長らく「理容院」を営んで
いられまして、そめちゃんがその場所で自分で商売を始め
たのです。
まあ、このそめちゃん、昔から飲むと「ハイテンション」になり、ある意味
兵(つわもの)ぶりを数々と発揮なされる御仁で、エピソード
には事欠きません。
1、ビアガーデン軟派事件。
当時は二人ともまだ若く、よく飲みに行ったりしていました、
ある時、「かとうくん、ビアガーデン行かない?」 「いいよ」
「そんでさぁ、せっかくだから軟派しようよ」 「いいよ」
「そめちゃん、どこのビールにする」 「かとうくん、違うよ、それ
を言うなら、どこの会場に女性が多いかだよ」 「わかった」
と言うことで、本来の「大通り納涼ビアガーデン」の主旨とは
まったく違う目的で楽しもうと。
「かとうくん、いないねー」 「そうだね、でもさぁ別にビールを
飲むだけでもいいんじゃない?」 「ダメダメ、なに行ってんの!?
せっかくの納涼ビアガーデンなんだから!」と意味不明なことを言い、
「ここはダメだね、かとうくん次行こう!」
って、あーた、まるでススキノではしごするかのように「ここは、いいの
いないねー」と、隣の会場へ移り「なんか出会いの予感」などと
ほざきながら、野獣の匂い「プンプン」とかもし出した二人が
結局仲良くなったのは、
カナダ人でした、しかも「男」。
話の顛末は、あたくしたち二人が必死で女性が来た時のために
席を取っていたら、一人の外人が心細そうに席を探していました、
それを見た、そめちゃんが「かとうくん、あの外人席がないんだよ、
可愛そうだから、座らせてあげようよ」
と言うことになり、そめちゃんらしかならぬ発言だったので少々
戸惑ったのですが、あたくしも、その外人を見て迷っていたので
「そうだね」と言うことになり、三人で盛り上がっていた頃合いに
そめちゃんが、
「そろそろいいかな?」と言うではありませんか、「何が?」と聞き
直すと「だから、かとうくんこのカナダ人を使えば、女はバッチリ
なんだから」・・・・・。 どうりでおかしいいと思った。
その2、懐かしい小樽ドリームビーチの思い出。
「プップー、そめちゃん迎に来たよ」 ガラガラと2Fのアパートの窓が開き
「えっ!?かとうくん本当に行くの?」・・・・・、前日も何度も電話して確認
したのに、しかも携帯のない時代に。
「行くよ!」 「でも、雨が降りそうだよ、かとうくん、ほら、山の方が
曇ってるでしょ。」 「いいから準備してよ」・・・・・。
「かとうくん、今何時?」 「8時」 「まだ海の家、開かないのかな~」
「・・・・・、そめちゃん、取りあえず海の家開くまで車で寝てよう」
「だったら、もう少し遅くても良かったんじゃない?かとうくん」
(どうせ遅くても来る気なんて無かったくせに)
「そめちゃん、開いたよ海の家」 「よーし、まずは飲もう!!」グビグビ・・・・・。
「かとうくん、やっぱ海はいいねー、天気も良くなってきたし」
「そうだね・・・・・。」
「かとうくん、日に焼けよう!」 「そうだね」 「その前に、もう一本」
「大丈夫、そめちゃん?そんなに飲んで」 「大丈夫だよ、海だから」
「・・・・・。」
しこたま飲んで何時間が経ったのでしょうか?その日は以外と風が
強くて、障害物で風が来ないように寝ていたのですが。。。。。
「うわー!かとうくん起きて!起きて!」 「うわー!なんだこれ!」
二人とも日に焼けながら全身砂まみれで体の三分の一は砂で隠れて
いました。
「ハハハハハー、かとうくん、ヤバイヨ!!取りあえずビールでも飲もう!」
「そめちゃん、先にシャワーじゃない?」
「ダメだよ、そんなことしちゃ、またとないチャンスなんだから、ほら、かとうくん
あそこの二人、こっち見て笑ってるよ!」
するとそめちゃんは驚くべき行動に出たのでした、「ねー、そこの彼女~!
見ての通り、俺たち動けないのでビール買ってきてくんな~い!」
もちろん、だ~れも、あたくしたちに近づいては来ませんでした・・・・・。
そめちゃん曰く「かとうくん、砂が足りないのかな~」
「そめちゃん、もう帰ろ。」