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スタッフとの出会い(細谷編)

現在、上海MOON(月)にいる細谷は「大東京」
という中華のレストランバーからの付き合いです。

途中、ら~めん「くら吉」、郊外「暖中」へ行き、それ
から他社へ行き3年前にひょっこりと「てまひま」に現れ
て、また上海MOON(月)で働くようになりました。

この、細谷はいっけん無口で無愛想に見えますが、
ところがどっこい、二人で話すと「マシンガン」のように
しゃべくりますし、

かなり感受性も強くて、そして何だかんだと考えも
深いのです、何でしょうか?たまに、普段は話さない
けれど、妙に世相について興味がある人って周りに
いませんか?そのような人物です。

だから、あたくしは普段あまり細谷とは話しませんが、
結構二人で話すのは楽しいのです。

細谷は北見出身で札幌へ来た時期は今は無き
ラーメン屋さんなのにラーメンより炒飯が名物だった
「三条寶龍(さんじょうほうりゅう)」へ行き、あまりの炒飯
の美味しさにお店に入ったのですが、たった一日で辞めちゃいました。

その理由を聞くと「雀荘へ出前に行くのが嫌だったから」
でした。次にススキノのレストランバーの厨房で働いて
いたのですが、

そこも、「ブッチ」して次に働いたのが「客引き」で、寄りによって
そのブッチしたお店のあるビルの前で「客引き」をしていたと
いうんです、当然、そこの社長さんに会い、その社長さんに一言、

「頑張りなさい」と声を掛けられたそうです・・・・・。

それから、何かの縁で「大東京」に入り不器用ながら、周囲の
人たちに支えられて信頼されるようになっていったのです。
あの頃、ちょうど大東京の2号店を出店するということで、
通常は4人いれば十分な厨房が最大8人位働いていました。
(中には二人分の人もいたので9人で数えていいと思います)

そんな中で「細谷」は何故か先輩たち、ホールの人たちから
も可愛がられていました、何故だろう・・・・・???
きっと根が真面目だったからです。

ただ、「細谷」はストレスを溜める傾向にあり、それが
限界点に達してしまうと「奇妙な行動」をとってしまうのです。

・二人で飲みにいった事件。
二人とも「大東京」で働いている時に、何かの切っ掛けで
飲みに行き、その帰りに「大東京」に寄ったら細谷の彼女
(現、奥さん)が来てるとのこと、

なぜか、その瞬間「細谷」は「腹イテェー」と言いながら
一人ゲラゲラしゃがみこんで笑うので、キッチンスタッフや
あたくしも「細谷、狂った!」と一瞬呆気にとられましたが、
すぐに皆もつられて大笑いしてました。(でも、細谷はカシス
オレンジしか飲んでいませんでしたが)

・忙しすぎて一線を突き抜けた「細谷」事件。
「大東京」のメニューを変えたばかりで、みんな慣れていない
時に点心担当の細谷の所にオーダーが鬼のように集中し
てパニックになった時がありました、

ホールのやまちゃんがキッチンから出てくるなり「細谷壊れた」
とゲラゲラ笑いながら出てきたので、行って見ると案の定
「細谷」が何度も「腹イテェー」と言いながらゲラゲラ笑いながら、
オーダーをやっているのです。(でも、目が凶器じみていましたけど)

そうなんです、あまりの忙しさに完全に限界点を超えて、逆に
ハイテンションになり「パラダイス野郎」と化していたのです。アホだ。

まぁ、この「トップギア!」を読んで「そっかぁー、今度カウンターに
座り、細谷君に話しかけてみようかな」と思った方に一言忠告。
「細谷は兵(つわもの)」ですから。

そういえば、現在キッチンで「上海スターズ」というアカペラを
やるのですが、実は「細谷」がリーダーなんです、と言うのも、
細谷はその昔、何ていうのですか、その「ブルーハーツ」とか
「ザ・モッズ」とかいうバンドを学生時代やっていたそうなんでね。

まぁ、「細谷」らしいバンドを作ってくれることを期待しています。

ちなみに「細谷」は「大東京」の時は「迷細パンツ」に「赤の
タータンチェックのシャツ」を365日着ていました。みんな不思議
に思って自分達をこう納得することにしたんです、

「多分、同じモノを沢山持っているんだ、そしてそれらすべては
リバーシブルなんだよ、きっと・・・・・。」と。

みなさん、確かに「兵(つあもの)」ですが、それでも「細谷」に
興味がありましたらカウンターに座って話しかけてやって下さい。

なんたって、この「前進!前進!トップギア!!」の名づけ親
なのですから、仲良くしてやってくださいね。。。。。
(多分、その次に期待して行ってもかなりの勢いで他人行儀ですが)

細谷これからも頼むな!「ここにいます!」

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