あたくしの育った「西芦別」は先週くらいか、今週くらいが
「炭鉱祭り」でした。
あたくし今はまったく「お祭り」には興味がないのですが、
小さい時は本当に好きで好きでお祭りが来る一週間前から
頭の中はお祭りで一杯でした。
お祭りには前夜祭・本祭り・後祭りとあり、前夜祭はまだ
半分ぐらいの出店で、敷地だけ抑えてあるのを見て
「ここに、どんな店がでるのかな～」と本祭りを”ワクワク”していたものです。
あたくし思い返してみると”お小遣い”は定期的ではなく、
家族で「芦別レジャーランド」へ行ったときや「お祭り」くらいの時だけでした。
それも「５００円」位です。
でも、だいたい５０～１００で「くじ引きや」「型抜き」「べっ甲あめ」など、
あたくしが好きなモノが買えたので、とても楽しめました。
「型抜き」は色々な形があり、その型に応じた値段の書いた
カタログみたいなのがあり、「よーし！これを貫いたら５００円！」
なんて思うのですが、１００％成功しません。いえ、１０００％無理です。
薄いのと厚くて固いのがあるのですが、薄いほうは買う値段も安く、
その分成功した時の（絶対ないけど！）貰う額も安いのです。
固い方はほとんど途中で、例えば動物なんかの型があるのですが、
必ずと言っていいほど、あの細長い足で折れてしまいます。
しかし、固いほうは食べれるのでそのままパキパキと食べちゃいます。
ずるをして舌で舐めて少し柔らかくしてやっても、必ずバレてしまいます。
先程１０００％と尋常ではないパーセンテージを述べたのは、
器用な友達がいて、完璧に近い仕上がりをしたので、おじさんに見せると
「おもて１００点、うら０点」と訳のわからない理屈でせっかく成功した型を
”パリッ”と折って捨ててしまい「努力賞」と言って、もう一枚渡すのです。
さすがは「テキヤ」です。
あたくしそれで考えました。グリコのスポロガムと言うのがあって、そのガムは
車や飛行機の型抜きするガムなのですが、それを冷凍庫で凍らせて、
練習をするのです。
しかし、所詮ガムなので最初はいいのですが、ものの２分としない内に
柔らかくなって練習にならないんですけどね。。。。。
くじ引きも好きで、仲の良かった中畑という友達のお父さんと知り合いの
露天でくじ引きをしていて、景品がおもちゃの日本刀やライフル銃で
あたくし、それ欲しさに一回５０円のくじに全財産の５００円全てをつぎ込んだ
こともありました。
結果は１個５円くらいの「飴玉」でしたけどね。。。。。
一度こんな経験をしました。
そのくじ引きは箱に中に手を入れて四角いくじを引き、二重になっている
上のほうをめくると０等とかハズレと書いてあるのですが、おじさんがあたくしと
中畑に耳元で「箱の中のくじで端の方が少しめくれているくじを引いてくれ」と。
そして言われるまま、あたくしと中畑はそのくじを引くとなんと、１等、２等が
当るではありませんか！！念願のおもちゃの日本刀とライフル銃をゲット！です。
しかし、何のことはなく「さくら」をやらされていただけです。
小学３年生にですよ。
さすがは「テキヤ」です。
まざまざと別世界を見せられました。。。。。
そうだ、亀すくいですくった（と言うより、結局すくえなくて買いました）、
亀が結構大きくなり、冬眠をするのに見よう見まねでダンボールに綿を敷き詰めて
その中に亀を入れて春に取り出そうとしたら、なんと干からびて「ミイラ」になって
おりました。本当に可愛そうなことをしました。（誰の考えだったんだろう？）
そんな、楽しいお祭りも最後は少しずつ店が閉まっていき、とても寂しい
気持ちになったものです。
札幌に来てからは一度も行ってません。
だって”知り合いに”会ったら嫌だですから、露店で働いている人の。。。。。
あの祭りの朝の”花火”の音や、綿菓子やらホットドックの甘いにおいや
仮面ライダーやタイガーマスクのお面とかが懐かしいです。。。。。
今も”祭囃子”を聞くと、何となく落ち着きます。。。。。
成功する訳ないですよね。
塚、色々とありがとう。
（笑）
