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ススキノ夜曲。

あたくしススキノに長らくお世話になっておりますが、
その中であたくしが好きな情景があります。

それは、”宵の口のススキノ”です。

これから出勤のママやおねーさん達、ちょっとしたモノを
買い物している黒服の人、なんかおかしなヘアースタイルの
飲食関係の人、同伴の殿方とお店の女(人)と様々な情景が見れます。

一昔前は「大使館」や「キュービック」「ON THE ON」といった
喫茶店があり、出勤前やちょっと息抜きのススキノ人ご用達のお店があり、
そこにもススキノの人を素で見れる光景がありました。

深刻な話をしている黒服たち、食事がてらミーティングをしているママとスタッフ、
引き抜きの話をしている人たち、新聞を端から端まで読んでいるどこかの
お店のオーナー。

残念ながら時代とともに、そのような”おもむき”のあるお店はほとんどありません。

でも、「すすきのサンローゼ」はそんな古き良き”ススキノ”の情景が残っている
喫茶店です。(今度、17:00~19:00あたりに行ってみてください)

ネオンがまばゆいススキノより、通りが沢山のお客さん達で
あふれかえっているよりも、お祭りで言えば前夜祭的な”宵の口”が好きです。

そこにはススキノの”素の顔”が垣間見えるからです。
お店で言えば華やかなホールよりも料理を出すのにてんやわんやな厨房の
ような感じです。

そこにはお店では見られない”ススキノの人”と言うよりも、
”素の人”の顔が見れるのです。そして、これから本番が始まる前の
慌しい雰囲気が師走の街並みのようで、なんだか”ワクワク・ソワソワ”して
しまうのです。

普通の人の顔からススキノの顔になっていくススキノ。

お金と欲望の街、ススキノ。様々な生い立ちを持っている人たちが働く場所、
”ススキノ”。

バブル時代は好きな女性を口説くのに1000万をテーブルの上に出す人が
何人もいたと聞きます。

21歳の建築業しか知らない田舎者が必死で毎日を生きた”ススキノ”。

あの何とも言えない”ススキノの宵の口”が好きです。。。。。

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