昨日の配信ニュースを見ると「新型インフルエンザの影響で玩具店が
破産申請」と書いてありました。 なんか商売をしている者としては
人事でないのと、やりきれないニュースでした。
よく「不況の時こそ”チャンス”だ」とおっしゃる方がいますが、とらえ方の
違いかも知れませんが、同じ人でもその時々の状況で違ってくると
思うんですよね。
まったく資金繰りがまわらない人がそんなことを言えるのは、よほど
自信があるのか、当てがあるのか、それとも勇気があるのか、ただの
ハッタリなのか、どうなんでしょうかね。
例え話で、商社の人がアフリカだか何処かは忘れましたが、靴を
売りに行ったら、そこの国の人達は裸足だったのを見て、Aさんという
セールスマンは本社に電話を掛けて「ダメです、この国の人達は靴を
履く習慣がありませんので売れません。」と。
もう一人のセールスマンBさんは「靴をはいている人がいません!
だから沢山売れますので、大至急靴を送ってください!」と。
大体の人はBさんの意見に対して好意的ですよね。
あたくしも以前は会議とかでこの話をしては「考え方一つだよ。
現状だけを見て判断しちゃダメだ。要は”絶対に売るんだ、成功するんだ”
ということが前提じゃなきゃ成功しない。」と、こんな感じで。(笑)
今となっちゃ、そんな能天気なこと言ってられません。
現に物件を見ていて「ここはまったく他に飲食店がないから、出せば
必ず成功するよな!」とか、「商品さえ良かったら絶対に大丈夫!」
なんて危険が危ないことはしませんし。(笑)
よほど資金に余裕があったり、繁盛するまでの時間を取れるなら
別ですけど、そんな”道楽”みたいなマネは”絶対にできません”。
でも、人間は面白い動物でちょっと調子が良かったり、小金が
あったりしたら、このような勘違いをして95%失敗してしまうんですね。
失敗しないまでも軌道に乗るまでかなり”苦労”します。
(何度も勉強させられました)
だから「不況の時こそチャンス!!」なんてどうしても思えません。
が、「不況の時こそ、しっかりと今までのやってきたことを見つめなおそう!」と。
あっ、別にマイナス思考ではないですよ。
単純にあまり「無責任なことは言えないし、考えられない。」と思ってるだけです。
週末は天候が良くなく、気温が上がらないので体調には気をつけて下さいね。
それではまた来週!(月曜日見ている人は、また今週!!)