あたくし中学の部活では『剣道』などをやっておりました。
こう見えても(どう見えるか分りませんが)市内大会などでは
優勝もしたりしておりました。
一応、部長などになったりもしたりなんかしていたんです。
あたくしの中学の剣道部は男子を中心にやっておりましたが、
一つ下の学年では3人の女子が入部して来ました。
一人は小学生の時に”おてんば”で「女ドラゴン」と呼ばれて
いた女(こ)も入ってきて、少しビビりましたが中学に入る頃には
180度ガラッと変わりおしとやかになっていたのには、驚いたものです。
さて、あたくしこと「加藤孝司」は、小さい時から自分で言うのも
何なんですが折り紙付きの”スケベ”な男子で、スケベが度を越して
女の子のスカートめくりでは飽き足らず、買い物に行くと「マネキン」の
スカートを片っ端からめくり、しまいにはマネキンと本物の区別がつかず、
店員さんのスカートをめくって、一緒に買い物に来ていた”おふくろ”が
たいそうな赤っ恥をかいたものです。
そんなあたくしが女子の入部を素直に見過ごすはずがありません。
部室は一つなので、男子と女子が交合に着替えるのですが、
幾度となく着替えをのぞこうとしたことか。(いつも未遂で終わりました)
練習の時にはそーっと後に近づいていき”竹刀”で「突きー!」と
言いながら、お尻に突いたりなんかして、時には前側からも「突きー!」
なんてやっていたりしたものです。
でも、なぜなのか?そんな事ばかりしていても女子三人は辞めるどころか、
「もうー!」とか「いやらしいー!」と言いながらも、わき合いあいとした
アットホームな部活動でした。
高校生になりあたくしは工業高校へ行き、彼女たちは市内で
3つある内の一番レベルの高い、普通高校へ進学して行きました。
たま~に街で会うときがありましたが、中学ん時の一緒にわき合いあい
とした感じではなく、なんとなく「遠~い」過去のような感じで
あんなに竹刀で胸やお尻などを突いたりして遊んだ仲なのに、
年頃なのかどことなく照れくささがあり、あまり話しませんでした。
まぁ、もっともいつもあたくしの周りには「リーゼント」や「パンチパーマ」の
”学友”などが群れていたのもありますけどね。。。。。
あれから30年近く経ちました、みんな何処で何をしてるんだろうな~と、
一度会って懐かしい話でもしてみたいと思った秋晴れの夕暮れ時でした。
きっと彼女たちは会いたくないと思うけど・・・・・。
川村、横山、大江どこかでこれを見ていたら連絡してな!
きっと見ても来ねーだろうな。。。。。
これを書いていて、つくずく「人間って、あんまり変わんねーなー」と思いました。