「あれ、社長、インターホンが壊れちゃいました。」と”さとか”。
「そういえば、この前からなんか”ふゅ~ほ~ん”と言う
ヘンテコな音してたからな。どれ。」
と言うことで、外へ出てインターホンの様子を見ることに、
既に”さとか”がインターホンを手に持っていました。
まぁ、この場合、真っ先に考えられるのは「接触」です。
なので、配線を見てみる。
「・・・・・?」分らん、がしかし、女子の手前ここは原因が
分ったフリをしなければ・・・・・。
「さとか、これは雨でやられたな。ほら、見てみろ、ここがさびてるだろ?」
「あっ、そうなんですねー。」
「うん、考えて見ると、このインターホン5年になるからな。」
「そうですよね、雨に当たっていますもんね。」
「うん、雪にもな。」(これで、何とか説明がついた)
「”ヤマダ電機”にありますかね。」
「そうだな、電話してみろ。」
「はい。・・・・・、・・・・・・、社長、ありますって。」
「分った、自転車貸して、行ってくるから。」
「いえ、わたしが行きますよ。」
「いや、”さとか”は事務仕事があるからここにいなさい。」
「はい。」
と、万が一”さとか”が行き、あたくしの説明した原因と違って
いたら、困るのでここは是が非でもあたくしが行くべし!行くべし!!
それで、インターホンを物色。
「案外、高いんだな~。」と、うしろに書いてある説明書を見る。
どれどれ買ったはいいけど、うまくつけられなかったら、
男子として恥ずかしいですからね。
「ん!?」
「えっ!?電池なんかいるの?という事は、単純にデ・ン・チ?」
ここは”さとか”に電話をして「電池かも?」と正直に言うかどうか、
少し思案しましたが、買うと「6800円」なので背に腹は変えられません。
(って言うか、お金が足りなかったのもありますけどね)
「さとか、あのさぁー、受話器の方にひっよっとして”電池”なんか
入っている?」
「電池ですか?」
「そう”電池”。」
ここで一度電話を切り待つことに。
「社長!電池ありました!そういえば赤いランプがついていません!」
「なに電池?」
「単三電池が4本です!!」
「分った。買ってく。」(複雑な気持ち)
「どうだ?」
「社長!聞こえます!」
「チャイム鳴るか?バカ、受話器置かないと聞こえないだろ。」
「あっ、そうですね。」
「ピーンポーン!」と、久しぶりに聞いた美しい音色が・・・・・。
「社長!聞こえました!大丈夫です!!」
「良かったな~!!」
「はい!」
たまに酔ったお客さんに”イタズラ”される。
こいつが原因でした。
でも、買うと「6800円」、電池だと「490円」。この差は大きいです。
良かった、つまらない”プライド”を押し通さないで・・・・・。
「電池だったんですね・・・・・」と、”さとか。
そういえば”雪虫”が出てきましたね。
自転車に乗っている方は”鼻や目に”雪虫が入っちゃうので
気をつけて下さいね。携帯で話しながらだと食べちゃいますからね。。。。。