「加藤社長、自信はどのようにしたら付くんでしょうか?」
「自信?経験と実績じゃないの?」
「そうですか、という事は、それだけ加藤社長も経験と実績を
積んで来たから、このように自信があるんですね。」
「おい、おい、ちょっと待ってくれる?俺、別に自信なんかねーし、
それに実績もねーし。」
「またまた、ご謙遜を!」(って、馴れ馴れしく人の肩を叩くなよな)
「いや、ホントだって。って言うか、かなりうぜーんだけど、マジで。」
「そうですか・・・・・。」
と言うことで、ついこの前、あたくしの住んでいる近くの居酒屋を
たまたま常連だと言う事で、業者さんの営業の人と語らった時の会話です。
何でも、ここ最近特に”自信喪失”状態になっているみたいで
のっけから、いきなりこのような相談を受けました。(まだ、ビールも来てないのに)
あたくし思うに、
”自信”なんてのは、順調に良い成績を重ねてきた人だけが持つもんじゃない。
と思うのです。要はバランスなんじゃないのかと、「成功と失敗」の。
本当に自信のある人間は”打たれ強いもん”ね。
それは、何度となく”痛い目”や”挫折”を経験しているからだと思うんです。
だから、何か危機的状況になっても
「まぁ、いざとなったら命まで取られるわけじゃないしな。」と、それは胆が太いとか
そんな格好いいモンではなく、半分開き直りと「しょうがないだろ、もうこれ以上」
と言うようなこととか、やはり経験上「このような時は、このように動こう」とか
引き出しが沢山ある人なんじゃないのかな。
だからこそ、調子の良い時も、それと同時に”いつ最悪の状態になるのか?”
と言うことを考えているので、あまり普段から浮かれないので「あの人は”自信”があるな~」
と思われるんじゃないのでしょうか?
確かに、中には経験と大きな仕事で成功体験を沢山して来て”自信”を持った
経営をしている人もいますが、ことあたくしに関してはまったくの逆で
悲しくなるほど”自信”なんてなく、むしろいつも”悪い事ばかり”考えています。
でも、不思議と危機的状況になると、日頃から楽観視していない分
「ほら、来たか」ってな感じで、アホな頭を使い、しかし、やっぱり”アホ”なので
頭を使えば使うほど自爆してしまうのでやはり、そこは一丁”精神力”を
駆使して、自分を奮い立たせるといくらか余裕(開き直り)が出てきて、そして
シンプルに正直に行こうと思ったら、案外と良い方向に行く事が多いんですね。
(やはり、アホなのにずるいことを考えると、すぐにボロが出ますね)
せっかく、相談されたのですが、あたくし自体”自信”を持ってるなんて思っていないので、
「成功も失敗も恐れないで沢山自分から経験することだよ。」位しか言えませんでした。
まぁ、でも最後に「そんなに”自信”って必要?もし、必要なら、
あまり”自信”なんていう形に縛られないで、読んで字のごとく自分を信じることだろな。
そう言えば「故岡本太郎氏」が著書の中このようなことを言ってたよ、
”自信なんてものはどうでもいい。そんなもので行動をしたらロクなことはない。”」とね。
自分でもお酒を飲んでいる時は中々いい言葉が浮かんで来るので言って見ました。
すると、今しがたまで 暇で眠そうだったオヤジさんが、
「その通りだ!!」と、おっしゃってくれたので、おかげで”自信”が付きました!!
うん?なんだ簡単じゃねーか。。。。。
また行こうな!0田君。