どうもこんにちは、”ダイナマイト・キッド”です。
それでは昨日の続きですが、
もし、「あたくしが無職になったら?」ですが、焦り、悩み、
年齢的なことや、ちっぽけなプライドなんぞが絡み合い、
さぞ、不安になります。
それでも、これから何かをしなければならないので
しかも、文無しだったらグダグダと文句なんて言ってないで、
寝るところも食事も付いているのなら、雇用してもらいます。
今までの考えなら、何とかして自分のテリトリーでもある
飲食業を選んだと思いますが、冷静に考えると、そのテリトリー
でもある飲食業で失敗をしたのですからね。
確かに、例えば先程の例だと”クリーニング屋”さんですが、
まったくのド素人です。しかし、『幸福論』の中で「カール・ヒルティー」
とか言う、偉い先生がこのように言っています、
「仕事と仕事でないものの区別」と。(なんじゃ?)
どういうことかと言いますと、「一所懸命にやっていればだんだんと
面白くなってくるのが仕事」だと。
「そうではなく、面白くならないのは本当の仕事ではない。」とも。
そうなんです、仕事と言うのは最初は嫌いとか興味がない仕事でも、
「一所懸命」にやっていると面白くなるんです。
以前、この”トップギア!!”でも書きましたが、
「好きこそ物の上手なれ」ではなく、「上手こそ物の好きなれ」
なんです。
だから、あたくしが全く経験のない”クリーニング屋”さんの
仕事に就き、最初は「なんで、俺がこんな事しなきゃなんねーの?
あ~あ、会社を持ち従業員を雇い店も何店舗かやっていて
周りからは”社長!”なんて言われていた俺がさぁ。」
などと思うでしょう、いえ、あたくしの性格から言うと思いっきり声に
まで出して言うでしょう、きっと。(そんな奴です)
しかし、たくさん、たくさん、現状を憂い愚痴をいいだけ
言い尽くしたら、あたくしの場合はどこかで「でも、今はやるしか
ねーだろ。自分の環境は自分で変えるしか”ねーんだよ!”」
と自分に言い聞かせます。
そうなんです、愚痴を言って背を向けているうちは
仕事は遠ざかって行きますが、向き合って自分から歩み寄って
行けば、嫌だった仕事も楽しくなって来ると思うんです。(絶対に)
まるで仕事のほうから”マイム・マイムダンス”のステップを
踏みながら、こちらへやって来るようなものです。
そうするとしめたもんです。
「かとうさん、何だか最近は仕事も覚えて早くなったね~。」
「そうですか?社長、ありがとうございます。どんどん覚えて行きますよ!」
「おう~、これは頼もしいねぇ~。これからも頼むよ!」
「はい、頑張ります!!」
とか何とかいって、仕事を覚えるまで、
あるいは理解・納得するまでは、かなり時間のかかるあたくしですが、
その辺さえクリアすれば、あたくし”かとちゃんペッ!”は
もの凄い力を発揮するのでございます、はい。
で、そのうち同期の人達よりも頑張って周りからも信頼される
ようになり、気が付けばいつのまにか自然とあたくしの周りには
人が集まり、ただの社員なのに何故か仕切っているのです。
そして半年後には、
「あっ、主任!」
「どうした、高橋君」
なんて、あたくし「主任」なんかになっていて、
その半年後には「課長!」「どうした、高橋(呼び捨て)」に
なっていて、
営業会議かなんかで、、
「社長、昨年対比は200%です。このまま行けば380%には
なります、どうでしょうか?そろそろ第二工場などを建てては?」
「加藤部長(既に部長らしい)、その件は君に任せるよ。」
「かしこまりました。」
「社長、第一、第二工場も業績は伸びて来ましたし、
社員も増えて来ました。どうでしょうか?この辺で社員の将来を
考えて”FC展開”を考えみては?」
「えっ!?加藤常務(既に常務になっているらしい)、その”FC展開”って?
新しい、クリーニング技術か?」
「いえ、いえ、社長、簡単に言えば現代版”のれん分けシステム”です。」
「ほう~、それは面白いな、常務の君に任せるよ。」
となるのです。
最初は、年齢、経験、ちっぽけなプライドなど色々と不安があり、
失敗ばかりで、しかも昔の事ばかり頭にありましたが、
「グタグタ言っててもしゃーねーよ、ここは一発やるしかねーじゃん!」
となり、”一所懸命”にやったおかげで、仕事を覚え信頼も得て、
次第に仕事が面白くなり、気が付けば会社の中心で愛を叫ぶ、
じゃなく、会社ではなくてはならない中心人物になるのです。
無職だったあたくしが、しかも未経験だったあたくしが
入社5年後には「社長!!」になってしまうのでございます。。。。。
どうだ!逃げた輩たち。
どんな状況でも”サクセス”はあるんだぜっ!
良い時の自分と比べたり、選り好みをしてちゃ、ずーっと現状は
変わりっこねーの。(あくまでも空想の中だけどね)
まぁ、でも新しい仕事でも、今の仕事でも
現在、与えられている仕事を”一所懸命”にやることで環境も変わり
何より、「本当の仕事」が出来るんだと思うのです。(ホント)
そういえば、番組で取材する人が、東南アジアの人達に、
また”アホ”なことを質問しておりました。
「辛くはないですか?」
「ハィ、たのしいです。」
「将来はどうするのですか?」
「ハィ、国へ帰って自分でクリーニング屋を開業します。」
アホか、国ではロクに仕事もなく、しかも向うでいう所の
辛い仕事からみると、クリーニング屋さんの仕事は天国なんだよ!
しかも、向うで言えば大卒の6ヶ月分の賃金を1ヶ月でもらい
”ノウハウ”まで覚えて、その貯金で起業出来るんだから、
”辛いはずがねーんだよ、このタコ!”って、感じです。
先程の社長さんがおっしゃっておりました。
「いま、この東南アジアの人たちがいてくれるお蔭で、
本当に助かっています。」と。
しかし、「本当は日本人の人に働いて欲しい。」とも。。。。。
それは、別に特別の意味ではない”本心”ですね。
あっ、最後に、
よく分らない事があります。それは、なぜ仕事がなくお金もない人が
”携帯”を持っていて、しかも普通に利用ができるのでしょうか?
本当に不思議です。。。。。
後日談、
クリーニング屋の”かとちゃんペッ社長”は、その後もリストラや
諸事情で、働きたくても就職先の無い人達を積極的に雇用をして、
沢山の個人オーナーを生んだとさ。(もちろん東南アジアの人達もね)
もういいの?