昨日、本屋さんでいつものごとく立ち読みなんぞをしていると、
何だか背後が騒々しい。
まぁ、立ち読みをしている分際でこんなことを言うのも
お門違いですが、「本くらい、ゆっくりと読ませろよ」と。
やはり気になるので、不肖あたくしこと”野次馬太郎”は
「なんだ、なんだ？何か揉め事？」と、会話に入ろうとしましたが、
見ると制服を着た学生と男性店員さんがモニター観ていました。
「あっ」と、咄嗟に何が起こっているのか”マッハ並”に気付いた
あたくしは、何事も無かったかのようにまたぞろ立ち読みをしながら、
いえ、正確に言うと立ち読みをしているフリをしながら、
耳をダンボにしながら（古い表現？）聞いておりました。
そして、「やった、やらない」と、埒（らち）があかないので、そのまま
店員さんは事務所の方へその学生をつかんで消えていきました。
自分の体験上も踏まえて、いえ、間違いました、想像上の体験を
踏まえて心のどこかで「何だか可愛そうだな～」と思っている自分が・・・・・。
まだ、１００％その学生が”万引き”をしたのかは分かりませんが、
普通に考えて”万引き”は悪いことです。ええ、悪いことですよ。
「どうなっちゃうのかな～」と、まるで自分の事のように不安になりながら
それでも立ち読みの続きをしていると、”おまわりさん”が到着しました。
「ああ、これで終わりか」と、やはり”万引き”は悪いことですが、
心のどこかで、「今ごろ、ものすごくドキドキしているんだろうな～」と
思うと、何だか「良かった～、自分じゃなくて」と、なぜか訳の分からない
感覚に陥っている自分がおりました。（くれぐれも、トラウマなんかじゃないですからね）
そして、中々認めないのか、あたくしの後ろにあるカメラのモニターを
”おまわりさん”と店員さんが見ながら、
「わかります？いまここで腹に入れたんですよ」
と、普段は何も仕事らしい仕事は無いのに、この時ばかりはまるで
”鬼の首”でも取ったように、イキイキとしている店員さんが気を吐いておりました。
やはり”万引き”は悪いことなのです。
そのほとんどが、あのドキドキ感の”スリル”を味合う。（あくまでも聞いた話ですから）
しかし、悪事は早めに更生させたほうが良いので、
この軽犯罪の段階で痛い目に合うほうが良いのです、普通はね。
「普通はね。」と言いましたのも、このようなことで本当に反省して
もうやらない子と、逆に開き直ってそのままズルズルと繰り返して、
段々と悪いことをしていく人もいるので。。。。。
まぁ、はやり”万引き”は悪いことです。
そう言えば、以前も書店で”万引き”をした学生がいたので警察に通報したところ、
逃げたので警察が追いかけている最中に列車にはねられて死んじゃったら、
アホなマスコミやバカな世論が騒ぎ出し嫌がらせの電話やFAXが、
警察に通報した書店に相次ぎ「書店閉店か？」と言った、
まったくしてもって「本末転倒」な話を思い出しました。
でも、何かで見たのですが書店での”万引き被害”は１９０億円だそうで、
それでなくても、ネット配信やらで大変な時期なのに。
やはりどうであれ”万引き”はいけないし、少々口調が荒くなっても
お店側も単に”おまわりさん”に引き渡すだけではなく、しっかりと”お灸”を
据えて置くべきでしょうね。
そうすることで、仲間内では「あそこは厳しいから、やらない方がいいぞ」
となるので、多少の予防効果になるのだろうと思います。（うん、そうだった）
でも、本当にあたくしでなくて良かった。。。。。
