今日から12月ですね、なんとなくまだ実感はわきませんが
しかし、脳内のどこかに染み付いている「12月→1番の繁忙期
=闘い」となる図式がなぜか、ソワソワさせてしまいます。
だからなのか今日は水曜日のはずですが、何となく金曜日のような
感覚になっています。
以前いた会社では、12月30日(正確には日にちをまたぐので
31日)の1:00から大忘年会を開催して、そこで色々な賞の
発表があるのですが、総勢200人くらいが見ている前で壇上に
上がり賞をもらうのは気持ちが良いものでした。
そして特に12月の単体の賞もあり、自慢ですがほとんどあたくしの
店または担当している店舗が1位をとっておりました。(やっぱり自慢)
もう12月が始まるといつも緊張・臨戦状態で、ドキドキ・ソワソワして
おり、「何が何でも1位をとる!」という”執念”の塊でした。
寝るときにも枕元には”予約帳”を置き、いついかなる予約にも
対応しておりましたし、常に宴会パンフを持ち歩き街で知り合いに
いつ会っても渡せるようにしたり、初めてでも何か小指ほどの切っ掛けが
出来ると「何かありましたらいつでも連絡ください!」などとやっておりました。
その執念たるものは尋常ではなかったと思います。
横断歩道でも「1番にわたらないと負ける!」と思い、信号が青になると
早歩きで(走っては失格というルールを自分で作って)1番に
向こう側に渡るとかしていました。(笑)
そのうち、反対側から渡ってくる人にも対象を広げて、わたり終えると
いつも後ろを振り向き1番を確認していました。
やっかいなのは冬なのに”チャリ”の人がいると、思わず強敵の出現に
信号待ちをしている間はかなり緊張して、青になると競歩(きょうほ)の
オリンピック選手並の速さで渡りきるのでした。
まれに急いで人がいて走って渡るルール違反の人がいるのですが
(あたくしの勝手なルールだけど)、その時には”特例”があり
あたくしも走っても良いというようにしていました。
周りから見ると馬鹿げた”願掛け”かもしれないですが、「どんなことを
してでも勝ちたい!」と思っていたあたくしは、勝つために出来うる限りの
方法や手段をこうじておりました。
12月は事務所へ行くのがいつもより楽しみで、
全店舗の売上と利益のグラフがあるのですが、接戦している時には
「よーし!頑張るぞ!!」と気合を入れて店に向かい、スタッフに
「どこの店と接戦で何%しかないから今まで以上に接客や帰りに
宴会パンフを確実に手渡すように!」と。
ぶっちぎりロックンロール(古い?)の時には、かなり余裕なんですが
調子の乗っていると思われないように、事務所では表情を引き締めて
エレベータに乗った瞬間に”ガッツ石松”じゃなく””ガッツポーズ”で
一人ではしゃぎ、少しでも早くスタッフに知らせようと、いつの間にか
小走りで店に向かうのでした。
今から思うとなぜそんなに一所懸命にやったのか?
と聞かれれば”プライド”というこの一言に尽きると思います。
他に何にも誇れる物がないあたくしとしては、せめて12月の
レースに”勝つ!”ことが、あたくしの”プライド”だったんだですね。
しかし理由はどうであれ、一つの目標を達成する為に”一心不乱”に
取り組んでいる姿は実に「素晴らしい」ことだと思います。
(自分で言ってしまう所が憎めない)
さぁ、12月!”丸か”のスタッフ、店舗はどこまで”プライド”を掛けて
ハングリーになれるのでしょうか。。。。。