雇われている時には「そのものだけに集中できる」環境に
ありますが、経営者になると資金繰りやら会社の方向性、
スタッフの今後の教育など、家庭を持っている人ならば
子供のことや家族サービスなど、それに両家族の親のこと、
親戚付き合いなどが付いて来ますよね。

実際にあったのですが、調子が良い時には奥さんがママ友などに
良い顔が出来ていたのが、調子が悪く会社が傾きつつあると
経済的に余裕がなくなり、その為ママ友とも付き合いにくくなり
夫婦喧嘩が絶えなく、ついには離婚した。なんて笑えない話も
あります。

子供のことを考えたら容易に引っ越しが出来なくて、車から
何から売れるものを売って生計を立てている人もいました。

あたくしもそうですが、金融機関からの融資の保証人は社長個人
が保証人になるケースがほとんどで、それなりに売上や給料を
もらっていても何の保証もないのが実情です。

せっかくスタッフを育ててもいつかは辞めて行きますし、業績だって
確実はありませんし、赤字になったら真っ先に社長でもある自分の
給料あるいは貯金がある場合はそこから穴埋めをします。

何年か前に愛車を売って少しは余裕が出来たと思ったら、
翌月には資金繰りに行き詰まってしまい、そのお金を宛てたという
「何の為に会社をやってんだ？借金を支払うためか？この先、いつまで
こんなことをしていかなければいけないんだ？」と思うこともありました。

そう考えると、雇用されている方が資金繰りとかスタッフの雇用関連とかを
考えなくて、目の前にある本業に自分の能力を発揮できるので
幸せなのかもしれません。

あたくしなんかは別に経営者になろうなんて意識していません
でしたから、好きなことを言って、好きなことを集中してやらせて
もらっていたので幸せでしたよ。

まぁ、経営者だからといって全てが苦労することばかりでも
ないし、全ての人が集中できないこともないですけどね。

ただあたくしが言いたいのは、「別に資金繰りに頭を悩ますこともなく
（結局これが経営者とそうでないかの一番の違いです）目の前にある
本業に集中できるなんて、今から考えたらとても楽しく幸せなこと
なので、もっと、もっと能力や可能性をそこに発揮できるのでは
ないですか？」と言うことです。

社員なら目の前にある商品とお客さんのこと。
店長ならばそれにスタッフの育成と売上です。

ぶっちゃけ店長は大切な数字とそれを作り上げる商品・人を育て
上げるという責任を持っています。がしかし、そこの商品やスタッフの
レベルが低くて業績が下がっても、個人の責任はありますが会社自体を
ひっくるめた責任まではならない。

まぁ、せいぜい降格・降級かお店が変わるか無くなるくらいです。
（これだけでもかなりの損害ですが）

店長は叱責されて終わりか、移転もしくは降格・降級で終わりです。
確かに信用もなくなりますけど、会社がある限りチャンスはありますが
経営者はそんな悠長なことは出来ません。

だって、あたくしがもし（十分にありえる）会社が負債を抱えて潰したら
直ぐに働き口が見つかる人はいいけどそうでない人は？ましてやその人に
家庭や借金があったら？

売り掛けでお付き合いをして頂いている業者さんは？それに貴重な時間と
お金を使いそれまで応援して頂いていたお客さんは？

あっ、誤解しないで下さいね。
あたくしは何も経営者はこんなにも苦労するんだから、少しは分かってよ
なんていうのは、まったく思っていませんので。だって、経営者だから全てを受け
いれるのが当然ですからね。

一番言いたいのは、「せっかく自分の本業で能力を十分に発揮できる
環境があるのなら、それをめい一杯利用してもっと、もっと能力・可能性を
出しなさい」と言うことを言いたいのです。

子供の時と同じで何の憂いも無く、朝起きて、学校へ行き、友達と遊び、
部活に励んだり、学校帰りにふざけあったり、夏・冬休みが普通にあった
無邪気な生活を送れた裏には大人たちの苦労や子供への思いがあったからです。

現在、雇用されていて不平や不満があるけど、それを言えるうちが
どんなに幸せなことか、だったらもっと甘えて、がしかし能書きや机上の空論に
ならないで、責任は経営者（親）が取るので力を試しなさい！とね。

支店の”イッシー”からもらったウコン（１０８０粒入り）。

かなり量が入っていますが１日１２粒です。

ほとんど一発で１２粒出せます！！

それがお前の本業かって？違うと所に能力を使えって！？

正解。