今日は2月29日です。
閏(うるう)年で、「今年は一年が366日あるんですよ!」と
いう話でありません。
丸か加藤商店の”満福や北口店”で働いていて来た
”山田久笑(やまだひさえ)”のラストの日なのです。
”青春の輝き”という、あたくしの小中学・高校時代位までの
想い出をコンセプトにしたお店に”ひさ”が入りました。
2004年の夏前のことです。
あれから7年半が経ちました。まさか、こんなに一緒に働くとは
当時は思っていませんでしたが、何かの縁だったのでしょうね。
よく”ひさ”は小さいので”ミクロマン(40代以上しか分からないか)”
と言われていました。確かに小さい。マジでちっちゃい。聞くところに
よると家族全員が小さいのだそうです。(正真正銘のファミリー)
けれども”ひさ”は人一倍頑張りやで、実はいつもニコニコしている
表情とは裏腹に、と~っても負けず嫌いなのです。普通にお客さん
として接している方たちには想像がつきませんが、”ひさ”は怒ると
目が三角になったりもします。
一度、”青春の輝き”で当時の店長でもある”斉藤順子”に
叱られて、”ひさ”は暗いビルとビルの間に入っていきました。
あたくしたちは「泣き止むまで少しそっとしておこう」と。
けれども、10分経っても20分経っても来ません。その内に
お店も忙しくなったものだから、叱った店長の”斉藤順子”も
忘れていました。(らしい・・・・・)
あたくしは外で立ち飲みブースを設けていて、サクラ的な存在で
外で飲んでいたので「ひさ、遅いな~」と思いながらも飲んでいました。
30分以上経ってもまだ来ないので、心配になり暗いビルとビルの
間に向かって「ひさ、大丈夫か!?もう、そろそろ出て来いよ~!」と
声を掛けると、遠くの方からか細い声で「はい」と一応返事が
来るのですが、暗いのもありますし小さいのもあって姿が見えない。
「ひさ、もう戻って来い。」「はい」と、か細い返事だけ。
「ひさ、君は完全に包囲されている。無駄な抵抗はやめて出て来なさい。」
「・・・・・」(これはイマイチか)
「ニャ~オ、ニャ~オ、ニャ~オ!」
やっと”ひさ”の笑い声。
ビルとビルの隙間の奥には広場に所になっており、そこに”ひさ”は
30分以上も篭城していました。(笑)
泣き顔を見られたくないのと、泣き止むまで出て行かないようにして
いたのと、それと言葉にならない自分自身に対しての悔しさ。
色々なものが混ざり合っていたのでしょう。
その時に「あ~、この子は容姿とは裏腹にとっても負けず嫌いな
子なんだな~」と思いました。
それから、紆余曲折の7年半。
丸かが出来て今年の4月で8年目になりますので、
今では”ひさ”は3番目に古いスタッフになっていました。
そう、”ひさ”はこの7年半沢山の人との出会いと別れを経験して来ました。
店長の”斉藤順子”も、満福や北口店の前身でもある”なのはなキッチン”
でオープンスタッフとして働いた、”みき”や”さき”。
”青春の輝き”時代からでは、ノリオ、浩太郎、天。
感激・感動やで涙もろくて、仲間やお客さん思い。誰からも
好かれる”ひさ”。
このように書くと、人一倍恥ずかしがり屋の”ひさ”は
「イヤイヤ、そ~んなことないですよ!ホ~ントにそんなことないですよ!
メッチャ恥ずかしい、顔が赤くなっちゃいます!」と言うのです。
今日で丸か加藤商店の一員としては最後だけど、この7年半で
培ったものは一生ものです。
原点でもある念願の保育士として、沢山の子供達を笑顔にして
下さい。きっと、子供達も”ひさ”に関しては先生というよりも同級生
だと思うのでしょうから。(笑)
遠回りしたけど”夢”が叶って良かったな”ひさ”。
”ひさ”が丸かの店で働いてくれて本当に感謝しています。
それでは、”ひさ”7年半本当にありがとうね!
”ひさ”のフラッシュです。
思えば”ひさ”はずーっと「青春の輝き」だったんだよな。。。。。