何かを始める時には迷うものです。
それが初めてのことなら尚更です。
やり慣れたことは確かに安心するし楽です。
だけど、あまり成長はしない。
失敗もしない変わりに、それ以上でもそれ以下にもならない。
いや、むしろ変化を望まないことは衰退しているのかも知れない。
誰だって好き好んで辛い思いや苦労はしたくはない。
ましてや、従業員もいるのならリスクなんて真っ平ゴメンです。
まだ若く「やろうと思えば自分なら何でもできる!」などと
思っていた時は遠い昔の話で同じ様な自信家たちも今は昔。
「あと、10歳若かったら」「お金があれば」「スタッフが居ないから」や
「スタッフが育てばな〜」などと言い訳はいくらでも言える。
「昔、散々経験してきたし」「もう資金繰りの事で悩みたくない」
「どうせスタッフは何時か居なくなるんだし」と冷静に考えて見ると
自分のことばかりで、スタッフ(人)を信用していないことに気付く。
事業の拡張だけではダメだけど現状維持もこれまたマズイ。
昔に聞いた言葉で「皆、9割まで待って事を始めようとするが、殆んど失敗する」
「なぜ?」「余裕が有りすぎて雑になるし危機感がない」
「じゃあ、八割?」「いや。」「七割?」「ふっ、松竹梅の竹を選ぶ感覚だな。」
「俺は六割が動きどころだと思う。ようやく難を乗り越えて、これからしばらく
ゆっくりとしようかな?と思いかけた時がいい」
「どうして?」「重たい荷物をおろして休むと中々立ち上がりたくなくなるし、
重たさが倍になるから。」確かそんな会話だった。
悩みや迷いや準備にはいくら考えてもキリがない。
何時まで一緒にやれるか?成功か失敗か?日々悩み事か?
そこから逃げていても「逃げてる、何もしていない」という負い目や不安は一緒。
ならば、前に出るだけ。今よりも高い山を目指してそこから見える
景色をスタッフと見たいし、そこまでの“喜怒哀楽”を味わって見たい。
また忙しくなる。
貧乏性だから世話しなく動いている方が性に合う。。。。。