スキーなどといったウィンタースポーツが得意でなかった
小学生のあたくしがこの時期の楽しみと言えば、学校帰りの
雪合戦とツララで遊ぶことです。
雪合戦と言ってもグランドとか公園といった広い所ではなく
二条通りと言って、小学生の通学路を使い縦になって家に
帰りながら、前と後ろ向きに歩きながら雪合戦をするのです。
(ちなみに中学生は一条通り)
面白いもので通学路なので他にも帰っている生徒がいるので、
当事者同士ではなく知りあいも途中参加・途中退場OK的な
何ともゆる~い雪合戦というよりも雪玉の投げ合いでした。(笑)
中には必要以上にエキサイトしてしまい、雪玉の中にツララを
取って来て、その一部分(氷)を入れて投げる不届き者のあたくし
まで現れる始末。(自分で言ってんじゃん!)
あと、ツララですがかなりの大物が炭住の軒先には出来ています。
特に空き家の軒先にはでっかくてぶ厚いツララがあり、それを取って
来てちょうど”てっぽう”や”刀”の形になっているので、それで撃ち合い
やチャンバラなどをしながら帰ったものです。
学校から家に帰るだけなのに何故かズボンはべチャべチャで
玄関から家に上がる時なんて、長靴にびっしりと雪が詰まっていて
これが容易に脱げないんですね。(笑)
ホントに脱げない。
もう、半べそをかきそうになるくらい脱げないんですよね。
なので、玄関に手をついて四つん這になり足を交互にばたつかせて
脱げるというよりスッポ抜ける感じでようやく脱げるんです。
いや~、どうしてあんなに楽しかったんでしょうかね?
きっと、お金のことも、仕事や人間関係、プライベートや家族の事とか
大人になってみて感じる煩わしい事や将来の不安なんてこれぽっちも
考えていなかったからなんでしょうね。
唯一、「学校、嫌だな~」と本当は学校ではなく勉強が嫌だった
んですけど、出来の悪いクソガキが考えるようなことくらいですかね。(笑)
まだ、その嫌だった学校も二条通りも炭住もあればいいのですが、
今は、夢のあとです。
あ~あ、あの頃に時計が止まっていればな。。。。。
つーか、何やってんだろ、オレ。