先日NHKで「雲上の超人たち~日本アルプス大横断レース」
という番組を見ました。
レースの内容は日本海の富山湾から、日本アルプスの3000m級の
山々を経て、太平洋の駿河湾までの415㎞を8日間以内で駆け抜ける
「トランス・ジャパン・アルプス・レース」と言って、
賞品も商品もないレースに28人が挑むという山越えトライアスロンと言った」
レースです。(過酷だ)
1位の方は6日以内でゴール出来ましたが、途中で高山病になり掛けたり
怪我をしてリタイアする人もおりました。
傍(はた)から見ていると「どうして、あなたはそのような辛いことをやるのですか?」
と、何となく分からなくもないですが、自分では到底無理なのでそう思っちゃいます。
トライアスロンなんていのもそうですよね。
先日、久しぶりに”てまひま”で一緒に飲んだ常連さんも「今度、宮古の
トライアスロンに出るんだよね。」と言っていました。
まず、何キロだったか?泳いで、次にチャリンコ(失礼な呼び方)、最後に
42.195キロを走るのだそうです。(ハァ~)
何がそこまで駆り立てるのでしょうか?
こればかりはやった人や目指している人にしかわかりません。
しかも、その競技用の自転車が98万円もしたとのこと。
”チャリンコ”(コラッ!)に98万ですよ!!!(電動ガン何丁買えるやら)
しかも経営者で行う人が多いとか。(ぜ~ったいムリ!!)
自分との戦いか? 自分の限界を試したいのか?
そう考えると経営者の思考ですよね。
「それなら本業に力を入れればいいのに。」と、あたくし軽はずみに口を付いて
しまい、「あっ!やばい!!」と思ったら、その常連さんが「それを言われれば
その通りなんだけど」と笑っておられたので助かりました。(ふぅ~)
けれど目指すことがあるのは良いことですよね、理由や動機が様々でも。
あたくしのような中途半端な人間がとやかく言うべきことではないですからね。
でも、凄いな~。
アルプス越えも、泳いで、漕いで、走るのも。
しかし、もっと凄いと思うのが「千日回峰(せんにちかいほうぎょう)」と言う
”荒行”です。これは荒行中の荒行と呼ばれていて7年間かけて1000日
間行われます。
最初の3年間は、1年のうち100日だけ1日30㎞歩いて255ヶ所の霊場
を巡拝し、続く2年間は1年に200日、同じ修業を行い、通算5年間で700㎞。
ここに至って、9日間の「断食、断水、不眠、不臥(ふが)の行」。
この行を修めないと次に行けません。(通常の生理的限界は3日間)
6年目は1年間に100日で1日60㎞で巡拝は266か所。
7年目は前半の100日間が1日84㎞、300ヶ所の巡拝で、最後の100日間は
当初の1日30㎞の行に戻るのだそうです。
合計1000日間、歩く距離は4万㎞(約地球一周)。
驚くことに一度行って納得がいかなくて半年後にまた同じことをした
お坊さんがいます。(2回成功は延暦寺の歴史上3人しかいません!)
しかもこの行をするにあたっては短刀を身につけ、途中で辞めることになれば
自ら命を絶つ!という厳しい掟があるのです。(文字通り命がけ)
どうですか?かなり厳しいですよね。って言うか、かなり時間がなければ
出来ないです。なので、悪いことをした人にこの行をさせるってどうですかね?
追記 「00さん、泳いでいる時に血を流させて”サメ”呼び込みたいですね。」
「社長、考えた事もないけどかなりのパニックだろうね。」
時間が経って思います、本当にしょうもないことを言ってすんまそーん。