あたくしたちの仕事の特徴の一つとして、「働く時間が長い」事が言えます。
特に調理は実働だけではなく、仕込みに結構な時間を掛けるからです。
人によっては自分で市場やら漁港・農家などへ直接仕入れに行く人もいるので
それらも「働く」と言うことにするとかなりの時間になります。
まぁ、個人店のオーナーシェフならば「素材からこだわっているからね」と言い、
それこそ料理に”てまひま”を掛けるのをウリにしています。
そのような店のほとんどが席数が少なかったり、自分一人か調理補助など二人で
十分に回せる品数です。
けれども、席数が40席を越え品数も40品以上あるとなるとそれなりに
仕込みも増えるし、調理をする人も増やさないと品質にブレが出たり、
提供時間が遅くなりお客さんに迷惑を掛けてしまいます。
なので、仕込み方法や調理方法を工夫して簡略化をします。
また、それをしないとかなりの負担が人に掛かります。まだ若い内はいいのですが、
それなりの年齢になるととても体が持ちません。
けど、面白いものでいわゆる”職人さん”達は妥協をしたくなかったり、
責任感からなのか?長時間働く事を厭わないんですよね。
きっと、営業中に仕事に追われたり、モノが無くなったとか、00の卓急いで下さい!!
と言われるのが嫌んでしょうね。(マジメです)
がしかし、あたくしから言わせてもらえば「もうちょっと工夫すればもっと楽できるんじゃないの?」
と思うんですよね。
例えば、仕込みだって全部が全部調理人がやらなくても、パートさんや
アルバイトの人にやってもらえることもあるのに、やらせないんですよね。(笑)
パートさんの中には主婦の人もいるので野菜のカットや味噌汁の準備なんか
出来るんですけど、やらせないんです。人に教えるのが苦手や面倒といった理由や
自分がやった方が早いからとなるんです。それで、自分自身の睡眠時間を削って
いるのにです。(ハァ~)
また、「もっとこうしたらいいのに、何でしないの?」と聞くと、
「いえ、前からこうですから」と慣習になっているんですね。(なら、今改善しろよ)
自分たちでは主観的になっているので中々改善できないんです。
なので、このような時には客観的に判断して「これはこう!」「何時までに終わらせる!」
「地下鉄までに帰る事!」などと、強制的に見えますがそのように決意をして
支持をしないと変わらないなんですよね。
確かに「人がいない」という理由もありますが、だらからといって都合よく
目の前に人材が現れる訳がありませんからね。
ならば、メニューを見直して仕込みを減らしたり、時間が掛かる物や
大量に行う仕込みを専門の業者に頼むの手なんです。
やっぱり適度に時間を作らないと良い仕事は出来ませんからね。
決してダラダラとした仕事はしてないと思いますが、もっと効率よく簡略化できる
ことは簡略化をして、頭と体を休ませることです。
自分で店をやったのなら嫌でも24時間、365日仕事の事を考えて、
時間も何も関係なくなるんだから・・・・・。
追記 やま!出来たぞ!!