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目標であって目的にしちゃダメさ。

面白いもので、有名な大学を出たのに定職に就かないで
家にこもりっきりの人もいて、また、せっかく一流の大手企業に入ったのに
2、3年で辞めてしまって、これまた家にこもっている人が居ます。

別に、どこの大学に出ようが一流大企業に勤めようが関係ないんですが、
やはりそれなりに親(特に母親)と一緒に一所懸命にやったんだと
思うんですね、それなりの大学や企業に入るよりも。

貧乏性で学の無いあたくしなんて「もったいネーじゃん!」と単純に思うん
ですけどね。何でしょうか?きっと、ゴールが「有名な大学や一流企業」で、
そこがある意味人生のゴールになってしまったのかな?と。

よく、スポーツでもそうなんですが甲子園を目指す生徒は夏の大会が
一番の目標なのですが、その前に春のセンバツがあり、そこに出てしまって
何となくそこれで満足し、特に3年生は「心ここに非(あら)ず」状態になり、
地区予選で敗退したとか、サッカーでもW杯出場が目標で一度出てしまった
選手の大半は、サッカー人生のピークを味わった感になりそれ以降は
普通のプレイヤーになってしまったって聞きますよね。

まぁ、それほど親子で有名大学及び一流大企業への執着心が強かった
証なのかも知れません。それはそれで全然いいんですけど、「有名大学へ
入るのが目的」「一流大企業へ入るのが目的」ではなく、やっぱり「有名でも
無名でもその大学に入って、何を勉強し学び将来のために役立たせるのか?」
「一流の大企業に入りどんな仕事を学び経験しどんな生き様をして行きたいのか?」
位は考えるべきですよね。確かに、実際に入ってみないと分らないこともあります。
思っていたような校風じゃなかった?とか途中で好きな人が出来て学業よりも
異性と青春を楽しむ方に真剣になったとか、入った部署、上司、社風が合わない。
等、様々にあります。(当然です)

あたくしが言いたいのは、「人生は長くて幅広い」と言うこと。
有名大学や一流大企業を目指すのも頑張ればいい。ただ、それってほとんどの
場合は今なら人生80年と考えたら四分の一程度の事柄ですよね?

まずはそこを目指すのもいいけど、目指した後に”蛻(もぬけ)の殻”状態になり、
その後の人生の大部分を無駄に過ごさないようにして欲しいなと。
有名大学や一流大企業は目標であって、決して目的にしちゃダメだとね。

追記 そうだ、これも良く聞きますよね?
一所懸命に仕事に打ち込んで来た人が定年退職して、その後の目標ややりがいが
見つからずに、寂しい思いやボケてしまったとか。もの凄く切ないですよね。
あたくしも50代で、将来なんておこがましいことは言いませんが、自分自身の
歩んで来た人生を誇りに思えるような50代、60代といった余生を過ごしたいと
強く思います。。。。。
と言うことで、その辺を語り合うにはちょうど良い店が。(笑)

あっ、それと二十歳やそこらで人生とは何かを分からない子供が
偉そうに「俺も昔は・・・・・」などと言う子に愛の拳固をしてしまうあたくしの方が
子供なのでしょうか?(笑)

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