「興行場などで、客がたくさん入ること。」と辞書に書いています。
まぁ、飲食店では単に「大入り」とか「大入り袋」と言って、思っていた以上に
お客さんが沢山入り、お店の人達の頑張りに対しての「ねぎらい金」を小額を手渡したりします。
かくいう丸かも二年前くらいから「大入り制度」を始めました。
つーか、文字通り小額ですけどね。(笑)
あたくし、まだ飲食業を本格的に始める前に薄野の「pub盃唐亭」と言う
”わたなべビル”の4階にあった洋風酒場で短期間のバイトをしていて
12月にそこの社長さんから「ラーメン代」と言って「大入り袋」を頂いたのが今でも
忘れられないんですね。
ちょうど東京ではバブルで札幌もご多分に漏れず景気の良くなる頃の12月の薄野なので
連日お客さんが入って盛況でした。
まだ、店に入ったばかりで素人のな~んも出来ないバイトのあたくしにまで「大入り袋」を
貰えて、しかもお金が無かった時期だったので物凄く嬉しかった記憶があり、
なので”丸か”でもパート・アルバイトにも「大入り」が出ます。
(つーか、ほとんどパート・アルバイトだけど)
帰る時に子供にチョコレートやアイスでも買ってもらったり、晩御飯のおかずの
足しにでもしてもらえれば嬉しいです。また、皆さん必ず「大入り」が出た日や翌日には
御礼に来てくれます。照れくさいので、あたくしは「家でも買って」とオヤジギャグ満開で返します。
まぁね、大勢のお客さんが来てくれて忙しくなって一瞬余裕が無くなった時に
「あっ、今日は”大入り”かも!?」と思って、笑顔になってくれたら嬉しいと思います。。。。。
追記 あたくし「大入り」を頂いた時にはお金が無くて、米国へ行くのに乗っていた車を売りに
出してボロくてスパイクのピンもロクに付いていない白のスカイラインだかセリカに乗って
いたんですが、12月でタクシーを拾えない人が歩いているのを見て「これだ!!」と思い、
「pub盃唐亭」のバイトが終わって車を乗りに行ってから、「どこまで行っても500円ですよ!」
と言う、今から思うと”白タク”で完全な違法行為ですが、当時のあたくしは
そんな知識なんてなく、「お互い困っていていい案だな」位にしか思っていなかったんですね。
改めて無知ほど怖いものはないと思います。(笑)
あたくしみたいのが(いくら若かりし頃が好青年だっとしても)、「どこまで行っても500円で
いいですよ~」などと、車を横付けされても乗りませんよね。(笑)
で、どうだったって?
誰も乗ってくれないので、その日に一日でやめましたよ。
”満福や”、絶賛八周年中です!!