何でもそうだけど、作るより壊す方が倍難しい。
店もそうで、新しい店は期待と希望に満ちているので
例え寝る暇が無くても全く大丈夫です。むしろそっちの方が
「新しいことに挑戦してる!」と言う実感が湧きますからね。
けれど、閉店は中々しんどい。
まぁ、閉店にも色々とあるけど、大体が何らかの事情で続けて
行けないマイナス面が多いものです。
精神的・肉体的・金銭的な面や関わった人たちへに対してへの
責任や説明などと、もの凄くエネルギーを消費します。
やはり、これからの希望よりも、もうなくなる失望や寂しさを
選択すること、せざる負えなくなった状況の厳しさなんでしょうね。
まぁ、結婚もするより離婚の方が難しいと言うし。(たまに、両者とも
満面の笑顔の時もあるみたいですが。笑)
それらを通して思うのは、形があるからなんだと思います。
店や家・車もそのものがあれば悶々としますが、無くなれば諦めも
つきますからね。先日、「長年住み慣れた家を解体する」と言う
番組をやっていて、まだ家があれば愛着もあるので「これで良かった
のか?」と言う迷いの念がありますが、解体されて何にもなくなり更地に
なった光景は清々しい感じでしたからね。
死んだ人もおんなじで、お通夜や葬式でまだ形がある内は哀しいいけど、
火葬されて骨だけになったのを見たら「あ~あ、もうこの世から無くなったな。
でも、心の中では思い出になって何時までもあるし」と。
要は家族、元恋人、家、車、服、店、会社、役職と形があると執着があるんですね。
なので”心機一転”をしようと思ったら形ある物は捨て去らないとダメみたいです。
と言うあたくしは、いつも”む・か・し”の思い出の中にどっぷりと浸かっていて、
中々前に進めなくなっていますけどね。。。。。