10月に中学を卒業して30年ぶりに大々的な
同窓会を開こうと現在同級生の所在を探している所です。
がしかし、30年という歳月はそう簡単には埋めれる物ではなく
また、それぞれの環境などもあり連絡が途絶えていたり
都合が悪くて来れないといった感じで中々思うように行きません。
そんな中、幼稚園から中学卒業するまで一緒だった”誠(まこと)”の
連絡先が分かり早々連絡をすることに。
教えてくれた人は「結構前の電話番号だから、分からんけど
自宅のだから多分大丈夫だと思うぞ?引越ししていなかったらな。」と。
で、早々に勇んで電話しました。
なんせ、中学を卒業してから会ったのは1、2度くらいで
それだけに楽しみで頭の中は30年前の”誠”がぐるぐると。
「トゥルルル、トゥルルル、トゥルルル・・・・・」
(誠、早く出れ〜!)
「はい、もしもし山田です。」と女性の声。
(え〜っ!!)
てっきり”誠”が出るもんだと決め付けていたので、まさか女性が
出るとは思わなく、自分で掛けておきながら一瞬パニックになって
しまい、
「奥さんだ!」と分かりましたが、なぜか「ヤバイ!」と、まるで
中学生の頃に友達の家に電話を掛けて、やはりどこかヤマシイ事が
あるので、友達のお母さんが出ると「ヤベェ!」となった感覚を思い
出してしまいました。
「あっ、えっとー、まこ、いや旦那さん?居ますでしょうか?」
「どちら様ですか?」と物凄く機械的で、100%怪しんでいる声・・・・・。
「あのー、加藤と言います」
「どちらの加藤さんでしょうか?」(200%に上昇!)
「えっとー、西芦の同級生で今度同窓会をしようと思って”誠”にも
声を掛けようと思って・・・・・」(なぜか冷や汗)
「誠はいま出張中ですけど。折り返し連絡させます。」(完全に犯罪者)
「あっ、そうですか!?では、090・・・・・。加藤です。かーと言えば
分かりますので!」
と、一応焦りながらも電話を切りましたが、一抹の不安が・・・・・。
それは”奥様は魔女”ではなく、奥様は完全にあたくしのことを疑っておりまして、
且つ、きっと、多分、ほとんど、絶対にあたくしに対して決して良い印象
は抱いていないのは、エスパー少年だったあたくしには分かるのです。。。。。
それから3日が経っても来ません。何度か「もう一度電話しようか?」
とも思いましたが、「これ以上怪しまれるのもな〜」と思うと、どうにも
気が進まなく、幹事の”外山”か”寶金(ほうきん)”に電話して
もらおうか?とも思っていましたが、先日”熊さん”と”てまひま”の
カウンターで飲んでいて、酔った勢いで電話をしました。(この、小心者め!)
するとまた女性ですが、今度は少し柔らかめ。
きっとお嬢さんでしょうか?出張中とのことで連絡を待っていることを
伝えて電話を切り、「どうせ、また掛かってこないだろうな〜」と期待を
しないで、また”熊さん”と飲み直していると
携帯に見知らぬ電話番号が、「誠だ!」と思い電話に出ると
やはり”誠”からでした。
で、同窓会の話を伝えました。来れるかどうかは今わ分からないと言うこと。
で、”誠”が最後に言い放った言葉が、
「でさぁ、同窓会って大学のかい?」
(お前も俺も大学になんか行ってネーし!!)
今も洒落の効いている”誠”で安心しました。。。。。