おはようございます、まだ10月初旬だと言うのに
今日は寒いですね。
こんな日は何か体が温まるような料理をお客さんに
提供したいと考えるのが、私たちの仕事です。
幸い北海道は四季の移ろいが肌で感じられます。
そして海の幸や山の幸も豊富に揃っています。
なので、その時期に合わせて美味しいモノを
提供できるのも、この仕事の楽しさの一つでもあり
醍醐味でもあります。
それが本来のプロの仕事です。
が、そのように考え意識を持って働いている人は
中々いません。
ほとんどはあたくしも含めて”怠け者”です。
だから今日のような一気に寒い日になっても、
いつどおりの営業をしようとしてしまいます。
本当にこの商売で生きているのなら、又生きていく
覚悟なら、今日のような日は例えばランチでは
「キノコと豚肉の豆腐チゲ」とか「鍋焼きうどん」を土鍋で
出したりするんですが、残念ながら”怠け者”はそのよう
なことをしませんし、気付きません。
別に”鍋物”を出したからどうのというのではなく、
そのような”感性”と「こんなことをすると喜んでくれるかな?」
と言う思いが大切なんです。
もちろん、そこには何がしかの”商売”があってもいい。
それらを含めて、あたくしたちはその辺に敏感にならないと
いけない。
けれどなぜかこの商売をしている人たち、それは飲食店
の会社で働いているサラリーマンだけではなく、個人店主も
得てしてそうです。
それは”待ち”の姿勢が多分にしてあるからなんだと思います。
外回りの営業マンと違い、自分から出かけて行き大変な思いをして
仕事を取ってくるのではなく、店がありその中でお客さんが来るのを
待っているからなんです。
もちろん、常にアクティブに真剣にプロの仕事をしている
飲食店の方たちもいます。
けれど残念ながらほとんどは自分から何もしないで、
店でお客さんが自然発生的か偶然に来るのを待っている
のが現状です。
そのくせ「最近、暇なんだよな~」とか「震災から調子が悪い」
とか雨や雪、暑い・寒いといった自然のせいにします。
暇なのは暇なようにしか考えたり動いていないからです。
震災や天候といった自然現象のせいにするのであれば、
ハッキリ言って飲食店だけではなく、何をしても無理ですし
生きてはいけないと思います。
と言うことで、”人のふり見て我がふり直せ”ではないですが、
あたくし自身、肝に銘じて自分の考えや仕事の仕方を見直して
行こうと思いました。
”仕事にも人生にも締め切りがある”
これは「和の鉄人」”道場六三郎”氏の言葉です。
そう”仕事にも人生にも締め切りはある”のです。
決して自分だけは特別ではないのですからね。。。。。