先日ある飲食店の前を通ると「19:00より21:00まで貸切」と
いう貼り紙をして、暖簾も出さないで外の電気も消しておりました。
あたくしはそれを見て「もったいないことするな~」と
感じたのと同時に「サービス業をやるセンスがないよな」と
思った次第です。
「貸切」なのは分かりますが、どうして外の電気まで消す
必要があるのでしょうか?
たまにいるんですよね、このように非常にもったいない
事をするお店が。
あたくしなら例え「貸切」だとしても、通常営業のように
暖簾を出し、きちんと外の電気も点けます。しかも、「貸切」
なんていう貼り紙なんか出しません。
「うん?貸切で他のお客さんを入れないんだから、別に
閉鎖的にしてもいいんじゃネェ!?」と思う方もいるかも知れ
ませんが・・・・・”甘い!”
ひじょ~に甘い!です。
ではなぜ甘い!か?
最初から貸切で門前払いにして、一言も話さない、顔も見ないで
返すのと、普通に入ってきた時に店長なりベテランなりがそこで
「あ~、申し訳ございません。あいにく本日は00から00まで貸切に
なっておりまして、その時間は入れなんですよ~」と、言うのと
言わないのでは、その後に”雲泥”の差がつくからどぇす!
「どうせ入れないんなら、いちいち入れさせないで帰ってもらった
方がいいだろ」と思う方もいますが違います、完全に間違っています。
そもそも”貼り紙一枚”でいくら貸切だからといって、お客さんを
帰すこと事態が限りなく夢幻的に宇宙的に失礼なことなんですね。
沢山ある店の中からわざわざ来ていただいたのですから、
きちんと面と向かい口頭で事情を説明してお詫びをするのが当たり前です。
お客さんはせっかく楽しみに来ているのに、しかもわざわざ”あなた”に
合いに来たのかもしれない。それなら”あなた”がきちんと対応するのと
店の中にいるのに”紙っ切れ一枚”が対応するのとでは、同じ入れない
にしてもどちらがお客さんの為になりますか?
そのお客さんは「いい店だから」と言って、上司や部下あるいは友人や
家族または彼女や彼氏、もしかして遠くから人を連れて来たかも知れない
のにですよ!?
別に常連さんでなくとも、雑誌やネットで見たり、知人から「あの店は
感じの良い店だから行ってみな。俺の名前を出していいから。」などと
言われて、緊張の面持ちで店の前まで来たかも知れないのに・・・・・。
紙っ切れ一枚で門前払いするよりも、取り合えず合って話が出きれば、
「必ず00時頃には空くので、ぜ~ったいに来てくださいよ!電話します!」
とか、「あ~00さんのお知り合いですか!!いつも00さんには良くして
もらっているんですよ~!!」と言って、そこで名刺を渡すと次に繋がるし
何かドリンクサービス券とかも手渡しで渡せるじゃないですか!
せっかくテンションを上げて店の前まで来たのに、紙っ切れだけを
見て帰るのと、面と向かって会話をして帰るのでは同じ入れないで帰るにも
印象もその人の気持ちもまったく違いますからね。
紙っ切れの時には「帰らされた」となり、
きちんと対話をして帰ったときには「入れなかった」となるのです。
大体にして”貼り紙一枚”で対応しようなんて、非常に怠慢で、
怠け者です。そのような店で飲み食いしてもしれていると思いますよ。
そのような対応を平気でしている店は必ず衰退していきます、
素人店や逆に何かで話題になっている天狗店に多く見られます。
どうにか入れないか?貸切の幹事さんに聞くことも出来るし、
知り合いの信用できるお店に紹介もできる。(後から迎えに行くか、
あたくしなら一緒に飲みに行きます。コラッ!)
これは「売上がもったいない」だとか以前の問題で、
せっかく来て頂いたのに、いくら貸切とはいえ申し訳ない!という、
普通に”ホスピタリティ精神”の問題なんですね。あっ、久しぶりに
使った言葉なのでもう一度言いますね”ホスピタリティ精神”の
問題なんです。
「ホストがピッタリとしたティーバックを履く」という意味じゃねーぞ、
”しのぶ~”!!
なので、丸かでは貸切でも絶対にそのようなことはさせないように
しています。
ん?なに!?え~!! な・か・が・わ~・・・・・。