何を隠そう、あたくしと”てまひま”で働いている”忍”君は
思い出したように、世のため人のためになることをして、
二人して「良かったろ!?」 「はい、良かったです!」と
言う会話で、つかの間の”悦(えつ)”に浸っているのです。
それはどういうことか?と言いますと、路面がツルツルの
時に交差点に設置してある砂利の袋を持ってきて、
店の前だけではなく、向こう三軒両隣のみだけでもなく、
赤信号を見計らって交差点のツルツル路面にも”砂利”を
撒くのです。
確かに「お前たち、何やってんだ?」と訝(いぶか)しがる
人もいますが、多くの人は”無視”です。(無視かい!)
けれど、特にご婦人やご老人の方には”感謝”されます。
「ありがとうね~、助かります。」と。
別にあたくしたちがやらなくてもいい事ですが、ツルツルの
歩道や路面を今にもこけそうになりながら歩いている人や、
実際に転んでいる人を見ると、よく分かんないけど「何とか
しなきゃ。」と、居たたまれなくなるのです。
なので、同じピュア(きっと)な心を持つ”忍”君を誘い”砂利撒き”を
するのです。そう、経田チーフや中川、タカには言いません。
通行人から何か企んでいると思われるか、「おい!札幌市、このツルツルの
状況を何とかしろ!」などと市の関係者に間違われないとも限りませんので。(笑)
なので、人のを見たり、自分で歩いて「こりゃ、危ねーな」と
思ったりしたら、”忍”君と二人して”砂利”を撒くのです。
自分で言うのもなんですが、本当に素晴らしいことをして
いると満足しています。
ただ、あたくしの場合”善行”をするのと同じくらい、”悪行”
もしてしまうので、差し引きゼロか時にはマイナスになるのです。
非常に残念なことです・・・・・。
そんなことを”すーさん”に無理強(むりじ)いをさせて、
時間無制限10本勝負!のように、こき使っておいて
「ちょっと、ご飯食べてくるわ。頼むね。」と言い、ススキノにある
”いそのかづお”というラーメン屋さんまでの道のりに考えていました。
「悪行が今の半分まで減れば、俺も社員も幸せになるのにな~」
などと、あたくしとは真逆なくらいに澄んだ真冬の星空を見あげ、
ツルツル”の路面を危うく転びそうになりながら考えてしまうのでした。
あっ、忍君、出番ですよ。。。。。