ブログ

記事一覧

”伴”お疲れさん。

昨日、午前中から用事があり札幌駅前辺りにいた。
用を足し、いつものように歩いて事務所へ帰ろうと思ったが、
滅多にこの辺りに来ないので「よし、久しぶりに”印度”の
カツカレーを食べに行こう」と。

以前、あたくしはこの辺りに会社があり、よく隣のビルにある
カツカレーを食べに行っていたのもあり、懐かしくなりそのお店へ。

まだ、11:30ちょっと過ぎだったのでお客はあたくし一人。
いつの頃からか券売機になり、そして昨日は「券売機は
午後2時からです」となっていたので、久しぶりに現金で支払う。

「あれ?いつものおばちゃんが居ない」。いつも、居るはずの
年齢不詳の一昔前のスナックにいそうなおばちゃんが居ない。

あの当時、よくスタッフ達と来ては「振り向けば猪木」などと
笑っていたものです。まだ、あたくしが30代中頃の話です。

「あの当時のメンバーは何をやっているのかな〜?」と、カツカレー
をほお張りながら思っていると、「ん!?今日は何日だ?」と
慌てて日にちを確認をして「良かった〜、まだ1日あったか」と。

そう、「あと1日」とは丸かで約7年半一緒に働いていた”伴”
が1月いっぱいで退職して、自身が卒業した調理師専門学校へ
行き、先生になるのです。

”伴和哉”18歳でサイバーシティービルの1Fにあった『上海月』
にアルバイトで入り、そのまま社員になり現在まで”喜怒哀楽”を
共にした仲間です。

振り返ると色々なことがあります。とてもこの”トップギア!!”では
容量オーバーですし、どこから何を話していいのか?あたくしには
難しい。

それよりも新たな道を歩む”伴”には少しだけ言えることが
あります。

未だに寝坊癖のある君が学校で人に教えるなんて、にわかに
信じられない。欲を言えば店長なり様々な責任感を経験して
から、そのような大切な職について欲しかったが、そのように
させて上げられなかったあたくしにも責任があるし、それに近い
形で色々と経験が出来たので、それを活かして欲しい。

君は人に流されやすい所がある。理解していないのに、理解し
ているフリをする所だ。分からないことを隠すよりも「分かりませんでした」
と言うことは”勇気”がいるかも知れないが、「これから勉強します!」
と言えばいいだけだ。

これから先生になるということは、しかも歳も考え方も近いので、
きっと色々と相談されたり悩みを打ち明けられることもあるだろう。

変に生徒達を理解しようとして格好付けるのも辞めなさい。
それは君自身のためだけであって、そのような上辺は決して生徒
のためにはならないから。

君のベースにあるのは良いも悪いも(有)丸か加藤商店での
7年半が基本になる。そこでは確かに技術的なことも学んだ
だろうが、それ以上にもっと厳しくも大切なものを学んだはずだ。

生徒はまだ若く、そして社会人としての経験がないので甘い。
本当に生徒のことを思うのであれば、君がこの7年半で、そう、
わずか7年半かも知れないが、沢山の上司や先輩、お客さんと
様々な大人たちを見てきて、理不尽なことも、感動したことも、
物凄く嬉しかったこと、そして哀しかったこと、それらの全てを全身で
伝えて欲しい、嫌われることを恐れないで。

君が生徒を愛し、一生の付き合いをしたいのであれば。

「将来、田舎で奥さんと小さな店をやり、その店はオープンキッチンで、
お客さんの食べている様子を見て、それにあわせて料理を作る店をやることが、
僕の夢です。」

”伴”、君がかなり前に書いた”夢”だ。
夢を実現しなさいとか、そんなことを言うつもりは無い。

きっと、苦笑いして読んでいると思う。
青臭くて、厳しさを知らなくて、願ったことは何でもできる。
と、信じている生徒達を「厳しくも優しく」教えて欲しい。

”伴”、君がそうだったように。

少し時間が経ったたら、二人で飲もう。

ファイル 1141-1.jpg

”伴”のフラッシュです。出来れば音を出して聞いてください。