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自分でも鬼なのか?どっちなのか・・・・・。

少し前になりますが、札幌駅の南北線改札口へ行く
階段で二十歳前後の娘(こ)がティッシュを持って
何やらやっていました。

通り過ぎる時に見ると”嘔吐物”なのか?何かカップラーメン
をこぼしたのか?どちらか分かりませんがそれを必死に
拭いている最中。

多分、あんな場所でカップラーメンを食べる”つわもの”は
あまりいないと思うので、きっと”嘔吐物”だと思います。

人通りの多い場所ですが案外通行人は気づかない
人も多く、と言うかまったく関心がないんでしょうね。

面白いもので普段目にしない出来事って一瞬の内に
色々な考えが巡りませんか?

あたくしも横目で「なんだ?ゲロか?カップラーメンでも
こぼしたか?」次に「この娘(こ)のか?それともこの娘が気づいて
片付けているのか?」その次に「自分でやったのなら、さぞ
恥ずかしさと申し訳なさなんだろうな?人のなら何て偉いんだろ?」
と、3~5秒くらいの内に思っているんですよね。

あたくしも急ぎぎみだったので、思いを巡らしながら5~6
メートルほど先を急いぎましたが、振り返ると必死でポケットティッシュ
で拭いている姿を見て「ダメだ、何かしよう!」と思い、

「そうだ!アピアにトイレがあるのでそこからトイレットペーパー
を持ってきてやろう!!」と思い、ダッシュでトイレに駆け込み
トイレットペーパーを片手に、またダュシュでその娘の元へ
戻りました。

きっと、周りの人は驚いたんじゃないでしょうかね?
だって、いきなりダュシュで構内を駆けているんですから、
しかも四十過ぎのおっさんがですよ。(しかもトイレに向かって)

いくら若い時は今の”嵐”と見間違うほどだったとしても
四十過ぎですからね。(昨日”嵐”の件で抗議のメールが来ました
けど、まったく意味が分かりませんでしたけど何か?)

で、今度はトイレットペーパーを片手に猛ダュシュ!している
のですから、かなり目立っていましたし、けれどお陰さまで
「モーゼの奇跡」のように周囲の人は左右に寄って真ん中が空き
とても走りやすかったです。

その娘の所へ着くと、もう一人ご婦人も手伝っていました。
あたくしが「どうぞ」とトイレットペーパーを渡すと「すいません、
ありがとうございます」と丁寧に言われて、少し照れてしまいました。
(地獄に仏っていう顔をしていました。本当に鬼なのにね)

直ぐに駅の人が砂を持ってきて「あとは大丈夫ですから。」と
言っていましたが、「なんで早く来ねーのよ!何のためのカメラだよ」
と思いましたが、取り合えず自分の役目は終わったので先を
急ぎました。

別に自分が良いことを(トイレットペーパを勝手に持ってきたけど)
したとか、恩着せがましく「連絡先教えてくれる?」とセコイ考えで
はなく、単純にあたくしやご婦人含めて「あ~、世の中捨てたもんじゃ
ないんだ~」と思ってくれたら、他人が困っている時に同じように
トイレットペーパーを持って走ってくれるんじゃないのか?(オイッ)

と思っただけでした。。。。。