ん〜、今日から12月!!(あれ?昨日のパターンか?)
昔ほど12月も盛り上がりに欠けますが、それでも12月は
12月である意味妙な高揚感があります。
で、12月で思い出すのは、なぜかあたくしが初めて店長を
務めたカラオケパブ”オペラ”のカウンターから見たボックス席の
光景なんですね。
卓番的に言うと、6、7卓でL字形になった席です。
あたくしはカウンターではカラオケのリクエストカードの順番を
まるでディスコのDJのように、歌が被らないように、同じグループ
卓で固まらないようにといった感じで、不平・不満が
出ないようにやる係りだったので、そこから(カウンター中央)
真向かいがさっき言った6、7卓なんですね。
で、そこは角席なので人気があるのですが、いかんせん詰め込
めば6〜7人のグループが入るので、よほど暇な日で無い限りは
2人とかは入れないんです。(店の都合ですいませんが)
けれどそこの席が盛り上がっていれば店全体が盛り上がる
キーポイントの席でもあるので印象が強いのかも知れません。
しかも、そこの接客をしているのが、これまたなぜか”出口君”。
昼間は大手企業で社員として働いていましたが、夜は
週2〜3日でバイトに来ておりました。(主に週末)
当時は札幌も遅れてきたバブル真っ最中で、景気が良く
給料もそれなりにもらっていた人も居ましたが、それに比例して
楽しく”華やかで誘惑の多い(笑)”お店が沢山ススキノに
あったので、中には収入と支出のバランスが崩れている人が
実に多かったんです。(笑)
”出口君”もその1人のようで、それでも19、20歳くらいの
元気ハツラツ過ぎる若者中では、24歳で社会人ということもあり
年上からもまたルックスがイイので女性からもモテておりました。
「店長〜!出口君は〜!?」
「休みだよ。」
「なに言ってんの!あそこにいるじゃない!!呼んでよ!!!」
「ダメです。出口君は大切なお客様と接客中なので。」
「なに!?私たちは大切じゃないって言うの〜!!」
「普通です。」
「普通ってなに!ボトル入れたら大切にしてくれるわけ!」
「どうもありがとう!ハーパー1本入りました〜!」
「ありがとうございま〜す!!!」(スタッフ全員で)
「出口君呼んでよ!」
「出口君は”みさこ”ちゃん達とは宗教上の理由で接客は出来ないって。」
「マジ〜!?店長のバカ!ボッタクリ!死んで欲しい〜!!!」
などと、聞き分けのないお客さんはマイクを持ち大声でわめきながらも
楽しんでいる素敵なお店だったんですよね。
あっ、決してホストクラブではないですからね。
その証拠にスタッフには女性もいましたし、お客さんには男性の
方が多かったくらいですから。
う〜ん、なんで12月と言えばいつも”オペラ”の6、7卓で”出口君”
が接客しているんだろ?しかも中腰で・・・・・。
そうだ、思い出した。
一度”出口君”そこの卓で鼻血を出してしまい、横にいたお客さんの
顔を上に向かせられて首の後ろを”トントン”としてもらっていた光景が印象的
だったからだ。。。。。