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店のパワーと伝え続けること。

飲食店は出会いと別れの毎日です。
一期一会の時もあれば、その日だけの時もあります。
近場のお客さんから道内外、果ては海外からと・・・・・。

今でも来てくれているお客さんに随分と顔を見ないお客さん。
理由は様々だと思います。単に行きたくないから、何らかで嫌になったから、
まずいから、転勤、結婚、他にもっと良い店が出来た・・・・・ets

また、お店には物凄いパワーがあります。
それは人が集うからです。そこには様々な事情があります、スタッフにもお客さんも。

なので、そこに集結した人間の喜怒哀楽や欲は本当に凄い。
で、その凄いパワーに店側スタッフが流されて(負けて)しまうとマイナスな店になる。

活気がないとか、店(スタッフ)の雰囲気が暗い・・・・・といった。
なので、店で働いているスタッフが流されない(負けない)強い意識を持って
仕事をしなければらない。

それは体力もさることながら物凄い神経を使う。
「もうこれ以上やったら”発狂”するんじゃないか!?」というくらい自分達を追い込む。

でも、お客さんが引けて後片付けをし、ホッと一息をついて今日一日の仕事を
振り返りながら何とも言えないやりきった感に浸る。

「今日も負けないでやったか」と自分自身に問いかけ、周りのスタッフとも確認し合う。

あたくしが第一線の現場に出ていた時の感想です。
どれだけ現在”丸か”のスタッフたちに伝わっているのかは定かではありません。

ただ、ことあるごとに言い続けることが今のあたくしのやれることです。

また、いつか老体に鞭を打って第一線の現場に出るまでは・・・・・。

”中村勘三郎さん”亡くなっちゃいましたね。
なんかパワフルで開放的な人だったので寂しいです。