小さい時にオヤジが来ていたのが”アノラック”と言っていた
黒のヤッケ。オヤジの冬の格好を思い出す度に黒の”ヤッケ”を
「おい、アノラック取ってくれ!」という言葉。
子供心頃に「あの、ラック」(いつものラック)だと思っていました。
まぁ、少ししてから「あの、ラック」ではなく「アノラック」だと分かった
のですが、それにしても大人になった今でも”アノラック”という
響きはなんか語呂が良いというかリズムが良いのいうのか、何だか
呼びやすくてインパクトがあって忘れなくていいですよね。
で、”アノラック”なるものを今更ながらネットで(本当に便利に
なりましたね、怠け者になるくらい)調べると「元はアラスカの先住民
のイヌイットが着ているアザラシの皮の上着だった。」と書いていました。
イヌイットとエスキモーのことばの違いがイマイチ分かりませんが、
寒い地域に住んでいる人達が着ていたんですね。しかも、アザラシの
皮だなんて豪華ですが、当然炭鉱夫のオヤジがそのような高価な
物なんかは着ていなく、ナイロンだかポリエステルでだか出来ていた
形だけ似ている”ヤッケ”でした。
しかも、”ヤッケ”の胸に真横にチャック式のポケットが付いており
一度その中からスキー板の裏に塗る蝋(ろう)をおもむろに取り出して
アニキにプレセントしておりました。
一応、アニキはわたくしとは違いスポーツ万能で”芦別レーシングチーム”
なる、ちょっとスティタスぽいスキーの上級者チームに所属しており
”アノラック(ヤッケ)”を来たオヤジと三角山でアニキの出る大会なんぞへ
見に行ったりしておりました。
って言うか、スキー蝋ってまだあるんですかね?
アノラック↓
何だかアザラシの頭のようでもあるしラッコの頭でもあるようです。
ヤッケ↓(確かに似てる)
オヤジはこんな感じの黒を着ていました。定かではありませんが上下で
着ていた時もあったかも知れません。
追記 一度、三角山で餅まきに行った時もオヤジは”アノラック”と言う”ヤッケ”を
着て行っておりました。100円と5円が入った餅をゲットしました!