「先生、女の先生は来ないんですか？」
「何だ加藤、お前は女の先生がいいのか？」
「若い女の先生だけどね。」
「こんな学校には来るわけないだろ！？」
「・・・・・。」（納得）

この会話は芦別工業高校の時に、先生が
何を勘違いしたのか？「何か学校に対して思うことや
聞きたいことはないか？」というアンケートを行った時に
面倒なので口頭であたくしが聞いてみた会話です。

きっと、学校側もあからさまに「イジメはないか？見たこと
はないか？」「校則違反（タバコ・飲酒・シンナー・万引き・
カツアゲ等）はないか？」とは書かないで、このようにお茶を
濁したアンケートなどを書かせようとしたんでしょうね。

このようなふざけた（実は大マジメだったけど）事を言い
だすアホが出てくると、アホが伝染するのか？元々がア
ホなのか？我も我もとアホなことを言いだすので、先生が
あきれ果ててため息混じりに黙りこんでしまいました。

まぁ、担任の先生なのでみんな甘えていたのでしょうね。

「先生！」
「なんだ、イモ」（イモと言うあだ名のクラスメート）
「だったら、夏休みと冬休みと春休みを多くしてくれないかな？
出来れば秋休みも作ってくれや。」
「先生に向かってくれやってなんだ！？」
「作って下さいませ。」
「それは俺の管轄じゃない。」

「先生！商業（女子比率９９％の学校）と合併がいいで～すっ！」
（と、これまた９９．８％男子校のアホが言います）
「お前たちは、女のことや休みの事しか頭にないのか！？」

ほとんど全員が「ない！」
「だったら学校辞めればいいじゃないか！？」
「嫌で～す！！」

先生、クラス全体を哀れな目つきで見回して一言。
「途中でいいからアンケート後ろから回収してくれ。」

２年生から３年生になるこの位の時期の懐かしくも楽しい思い出です。

でも、担任の先生は学期末で滝川高校（頭がイイ）へ
転勤しゃちゃいました。

いえ、いえ決してあたくしたち生徒が悪いわけではないですよ。
確かに新入生で入った時には３８人いたクラスが２年生に
なる時には３０人になって、３年生になる頃には２３人になって
いましたが、至って元気ハツラツ（それがダメだったのか？）で
楽しくやっていましたから。

まぁ、お陰でスカスカの教室になっちゃいましたけどね。

そう言えば、先生が担任になって数カ月経ったころに
「加藤、河島英五の酒と泪と男と女のレコードかカセットテープ
持っていないか？」と聞かれたことを憶えております。

きっと、その時から色々と思い悩むことがあったんでしょうね～。
今ならば相談に乗ることも出来るんですけどね・・・・・。

って言うか、考えてみるとその当時の担任の先生の年齢よか
あたくしの今の年齢はかなり上になっています！！

あーっ！「斉藤先生！申し訳ない！すいませんでしたー！！」

一度、同窓会をやりたいですね。（きっと、来てくれないと思うけど）

「ないよ。」と答えましたが、
”斉藤先生”は何であたくしに聞いたのかな～。。。。。
この歌を。