あたくしは中3の卒業文集に「波乱万丈の人生を送りたい」
と書いた記憶があります。最も高校に入ってからは高校生活が
楽しくてそのようなことはすっかり忘れておりましたが。(笑)
でも、最初に職についてしばらく経って15時の一服(休憩のことを
一服休憩と言っていました、あたくしはタバコはすいませんけどね)を
している時にコーラの500mlビンを片手にエコーを美味しそうに
吸いながら黄昏て座っているおじさんを見て、ハッと!
「俺はこのままじゃダメだ!」と思い、それから半年後に辞めました。
辞めてからはトラックの運転手や生コン打設(だせつ)、ウェイターの
真似ごとなどをして「俺は世界中を周って色々な体験をするんだ!」
と無謀な夢を持ち、結局は米国に1カ月(当時は観光では1ヶ月)行き、
帰札してこの仕事に就きました。
中学の卒業文集で書いた「波乱万丈」とは言い難く今に至っております。
ただ、沢山のお客さんやスタッフを見て接して来た分の数だけ、
その意味で言うと自分では足りない分の「波乱万丈」を見させて頂いて
得をしている人生です。(笑)
何かある時にいつも思うのですが、
「人生は、甘く切なく美しいな~」と。
以前は「人生は、甘く切なくやるせない」でした。
何故でしょうかね?
きっと、色々な事があっても時間は止まらなく、ましてや巻き戻しの出来ない
人生で何事もなかったように平然と悠然といつものように時は流れて行くから、
自分自身もいちいちそこで止まっていてはイケなく、と言うか止まれる
はずもなく、また、時間が、一日が過ぎて行くからこそ”逞しく”なってイケる
感じがするからでしょうか。
これからも「自分+お客さんやスタッフ」を見て接しながら、
”甘く切なく、美しい”と思えるような人生をおくって行きたいと思うのでした。。。。。