何かちょっとした切っ掛けを大きなチャンスに結びつける人と、
ちょっとした切っ掛けのみで終わる人がいます。本日はそのちょっした
切っ掛けを活かすかどうかで才能や可能性が伸びるんですよ。という話をします。
昔、テレビを見ていて脚本家の”ジェームス・三木”さんの離婚報道で別れた
奥さんが「あの人はもの凄い才能の持ち主なんですね。例えば、米粒ほどの
切っ掛けやヒントから驚くほどの発想で物語を書き上げて行くのです。」と。
たまたま、そのテレビを観ていて「へ~、そんな小さい事柄から物語が出来るのか」と
妙に感心した記憶を憶えております。
なので、今でも事あるごとに小さい切っ掛けでも「これを10倍、20倍の価値に
出来ないものか?」と考えようとしています。
例えば、お店のフェアと言うと、何か特別な物を用意して・・・・・。
と思いがちですが、実は普通に身近なモノでも十分にフェア!になるんですね。
ただ、本当に普通に売っていては何の変哲のない品物ですが、
そこに、コンセプト、ストーリー、こだわりなどを入れると単なる”ラーメン”でも
立派な”ラーメン”になるのですが、それを単に安くしようとか、大盛にすればと、
何処の店に行っても当り前のことをするから魅力がない。
コンビニで売っている”カップラーメン”の方がこだわりがあり、
しっかりと差別化をやっていますよね。
麺なのか、スープなのか、具材なのか、調味料なのか、茹で切りなのか・・・・・と
何か一つでもいいので、その”ラーメン”の特徴から商品完成までの物語を
伝えることで、同じ”ラーメン”でも違う商品に見えてくるものです。
別に「お客さんを上手く騙せ!」と言っているのではありません。
商品には必ず何か特徴があるはずなんです。商品になければそれを作る人にあります。
実は料理長にとっての”ラーメン”は小さい頃に年に数回家族で行った
外食での想い出だったりとね。(富士食堂懐かしい!!)
だから、私の作る”ラーメン”はあの頃に食べて世界で一番美味しいと思った
味を再現して作っているのです。なので、今日から2週間は「00料理長想い出の
ラーメンフェア!を開催します。」とかね。(その頃の具に変更でいい)
あたくし、通販が好きで何か珍しい商品があると注文します。
自分が興味あるのもそうですが、スタッフにも珍しいものや普段目にしない物を
見て、食べてもらい興味を持ってもらいたいし、それをお客さんにも楽しんで
欲しいからです。
でも、店舗の人は「へ~、珍しいですね」くらいな反応です。
ぶっちゃけ、この時点で商売人失格です。
商売人ならば、珍しいものや日ごろ目にしない物を見ると興味津津にならなければ
いけないし、またそれをどのように商売に結び付けて行こうか?と思うものです。
その物自体で商売をするのもありですし、その物を通してお客さんとの距離を
縮めることをしようとおもわないと”死に金”にしかなりません!
「へ~、珍しですね!」とか「これは何ですか?」から「いくらですか?」となり、
「これ店に持っていったらスタッフが喜んでお客さんに紹介出来ますね!」となるのが
本来の”あるべき姿”です。(断言!)
しかし悲しいかな、ちょっと興味は持つけど、その物をどうやって紹介しようか?
どうやって売ろうか?商品を通す時の略語は?器は?などと、
先に頭で考えてしまうので商品そのものの魅力が半減してしまうんですよね。
「違う!見たまんまだ、このバッキャロー!」と思わず、ヒステリーメガネ少女が
三つ編みをかきむしってほどくような仕草になってしまいます。(ホントかよ!)
要は何でもいいんですよね、ほんの些細なモノでもそれを楽しんで最大限に
活かすことにより、その人の才能や可能性が無限に広がるのですから。。。。。