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ホルモン道は『守・破・離』と見た!!

昨日、”欽ちゃん”でホルモン、シンタン、サガリの試食をしました。
この3品は”欽ちゃんの主力商品でもあるので定期的にします。
(いつも合格点ギリギリです)

で、いつもはあたくし経田チーフといっしーなど店のスタッフも
交えて行うのですが、昨日は肉を卸して頂いている業者さんにも
同席をして頂きました。

まず、処理する時の肉の状態、店に配送するまでの状態、
そして店での仕込み状態の確認をしました。

結果は90点が合格ラインならば93点!
合格です。

業者さんも「美味しい!」と。
仕込みをしている”いっしー”には「いい仕事をしてますね」と言われました。

毎回、試行錯誤を繰り返し、
「イイ感じかな~」と思って、1,2ヶ月して試食もしくは店で食べると
「あれ?」と。で、また店の人たちが仕事が終わって集まって
「あーでもない、こうでもない」と、ホルモンの洗い方、水の漬け時間、
切り方など本当に涙ぐましいまでの努力をしていますので、
このように良い商品に出来上がり、第三者から褒められると本人達も
嬉しいし、自信に繋がります。

また、ホルモン焼きの黒帯でもあり、焼き方名誉顧問でもある
あたくしが焼くといい感じで焼き上がるのですが、初級~中級の
人では焦がしてしまうんですよね。

特に”シンタン”は難易度が高いです。
星の多い方が難易度が高いとすると、ホルモン2.5、サガリ3、
シンタン4です。

本当にシンタンは難しい。
数字に直すと、8.5焼きくらいで食べるのがもっとも旨いんです。

半生でもダメ、焼き過ぎても固いかパサつく。
食感、ジューシーさを残すのがキモ。

今度、一緒に食べる機会があったら黒帯の腕前を披露しますね!
是非ともこの”シンタン”を極めて下さい。

何故かと言うと、この”シンタン”を極めることで”欽ちゃん”のホルモンの
旨さ、楽しみ方が広がるからです。(マジです)

何時も言っているように、
「最初はホルモンでタレを馴染ませて、それから食感を味わうように
シンタンを食べながら、ホルモンもつまみながら、網の上でシンタンが
7割、ホルモンが3割のバランスで食しながら、徐々にシンタンを減らした
場所にサガリを焼く」(って、こんなとこまで言ってませんでした!)

で、今度は逆バージョンで徐々にホルモンの割合を増やして
行くんですね。そうすると、最初はビールでガツガツ・パクパクが
”欽ちゃん飲み切り焼酎ボトル”でホルモンをチビチビやるのが
”欽ちゃん流”です!(まどろっこしいですか?)

そして最後は〆のラーメン!
しかも、上のやり方だと驚くほど旨ダレに仕上がっているので、
その旨ダレを醤油ラーメンスープ(これ自体はあっさり)に混ぜて
自分自身のオリジナルのタレが出来あがります。
(古いスタッフは、そうそう。と頷いているはずです)

あとは、あっさり”素ラーメン”をしゃぶしゃぶように10秒~15秒くらい
くぐらせて食べて”欽ちゃん”を完食(完成)です!!

なので、最初に赤肉系や牛系はもってのほか。
そして、”シンタン”を極めて初めてスタートラインに立つんですよ。

いいですか?
ホルモン→シンタン→サガリ→ホルモン→好きな肉ですよ。

我々、これを『守・破・離』と今呼ぶようにします!(今かよ!)
まずは、黒帯でもあり名誉顧問でもあるあたくしの焼き方を忠実に守る!
そして、自分なりに研究をして、最後は基本と自分流を組み合わせた
自分自身のオリジナルのホルモン道の流派を形成するんじゃ~!!!
(って、なに熱くなってんだ?)

まぁ、と言う訳で、
「たかがホルモン、されどホルモン」、深いんです。

まだまだ、試行錯誤をしてもっともっと完成系に近付けて行きますので
今後とも楽しみに、そしてよろしくお願い致します!!

という訳でホルモン道を極めて下さい!!(笑)

追記 あっ、ポイントを忘れました!
ホルモン焼は話に夢中になっちゃダメですよ!焦がすから。
話しながら目は網の上で手は常に動かすこと。
これが美味しく焼くコツです!!

さぁ、今日は”欽ちゃん”へレッツラ・GO!