飲食店で人を育てる”コツ”があるとすれば、
「よく話すこと」
これにつきます。
仕事のこと、将来のこと、人生のことなどなど・・・・・。
中には「どうせアルバイトはいつ辞めるか分からないから」と
四角い部屋を丸く掃くような人がいますが、完全に間違いです。
なぜか?
答えは単純明快です、「人の上に立つものは、部下の成長を
一所懸命に考える責任があるからです」
例え、それが学生の卒業までのわずかな期間でもです。
素晴らしいと思いませんか?
わずかな時間でも、その人の人生の一部と付き合えるのですから。
育った環境や経歴や価値観が違って中々難しい場面もあると
思います。単なる腰か掛けか小使い稼ぎかも知れません。
色々と話しても教えても理解してもらえないかもしれません。
でも、自分に一所懸命に時間を掛けてくれたことは後々必ず
分かってもらえるものです。
その時には分かってもらえなくても、何度も何度も来る日も来る日も
手を掛けるんです。それが一方通行だとしても。
そこで手を抜くようじゃ人の上に立ってはいけないんです。
心が折れそうになることも何度も何十回も何百回もあります。
一回や二回で分かってもらおうなんていう方が虫が良すぎます。
教える方の熱意の問題です。
個性を見てその個性に合わせようなんてくだらないことを考えるから
おかしくなる。教える方の真剣さと熱意に合わせさせるんです。
もちろん、全てが上手くい事はないし、むしろ掛けた時間と労力の割には
成果が上がらなかったり、残念な結果になることもありますよ。
けど、だからといって「なぁなぁ」にして良いという理屈にはならないよね。
だって「自分の責任・仕事、生き方を自分自身で否定することになるから。
但し、それが本当にその人の事を考えた真剣さと熱意に裏打ちされて
いないと意味がないけどね。。。。。