離れていて普段あまり会わない親と会うと”ギャップ”を感じる事があります。
それは当然なことで、ほとんどの子供は親元を離れて自活し親と会う機会が
メッキリ減っているから。(特に男性)
で、久しぶりに帰ると家族や実家のいる場所がほっとする反面、話を
しているとギャップを感じます。なぜか?親は親元を離れた子供しかほとんど
知らなくて何年、何十年経っても当時の感覚で接するからです。
対して子供の方はどうか?と言うと、親元を離れて大人になるために
恋愛、失恋、孤独、ひもじさ、不安、プレッシャー、ストレス、仕事での喜怒哀楽や
大人の付き合い、自分の家族の形成といった、親とは違った人生経験します。
まぁ、当然と言えば当然ですけどね。
中には、親がもの凄く苦労人の創業者といった例もあったり、
また、何でも子供の事に出しゃばり、子供も子供で親の言うことが絶対みたいに
素直の聞くという、子離れ親離れ出来ない可哀相な(と思います)事例もありますが、
ほとんどの親子関係では、子供が社会人として成長して行き自立する過程では
親とは違いますし、違って当然です。
何を言いたいかと言うと、あたくしもこれまで26年間(四半世紀以上!?)に渡り
沢山の部下達と接して来て、あたくし自体はあの頃の店長加藤のままなのですが、
部下も既に40代半ばですし、仕事でも様々な経験をして結婚をして子供を産んで
育て、中には離婚して、また結婚してなどという人生を歩んでいる人もいます。
それぞれがそれぞれに、あたくしの知らない環境に身を置いて順応して行って
いたんですね・・・・・。
あたくし、店や場所や会社が違えど飲食業を続けていて幸いな事に自分が
どなんに歳を取っても、10代、20代の若者と接しています。なので、自分の
脳内的には物忘れや直ぐに言葉が出て来なくても、お酒がかなり残る身体でも、
体力的な衰えがあったとしても、幸か不幸か自分自身は26年間同じ場所に
留まっているのかも知れません。
最近、そのような事に気づかされました。(笑)
元スタッフは既に飲食業から離れてしばらく経ち、それなりの責任のある立場で
働いていたり、主婦をしていたりと、26年間同じ仕事をして、今でも若い年齢の
スタッフ達と接する機会があり、同じ事を言っている、同じことをしている自分がいます。
まさに、円を描くように”ループ”の繰り返しの26年間なのかも知れません。
笑っちゃいますね、色々と。
実はあたくしが一番成長していないばかりか、逆行していたのかも知れません。
いや、今も逆行しているかもです。「ループの円が大きなって要るのならいいのですが、
同じか逆に小さなループかよ」ってね。
果たして、21日を皮きりに”順応”して行けるのかよ、
”おぬし”は。。。。。
追記 坂口憲二君と長瀬智也君の区別がイマイチ分からないって・・・・・。(笑)