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日清は・・・・・。

目が回る位の仕事の合間に、知人から頂いたタラバガニを
藤田に足一本だけあげて、豪快に食べながら「トップギア!!」
のネタを考えて、何気に「YAHOO!」(いっく、ヤホー!じゃないぞ)
を見ると日清食品が、

「カップヌードル」に初の“ライト食”登場~約40%カロリーカット、
200kcal以下に

と言う記事に思わず反応してしまいました。(実は忙しくなかったかも)
その名も『カップヌードル ライト』!!
ファイル 184-1.jpg

ついにメタボ対策は「天下のカップヌードル」をも時代の
うねりの中に巻き込んでしまったのか、それとも単なる気まぐれ
なのかは知りませんが、あたくし的には「カップヌードル」と共に
生きてきた世代としては、少し嬉しいやら寂しいやらで、複雑な思いなのです。

あたくし個人的には「シュリンプヌードル」も好きで、
その当時CMでシュリ~ンプヌードル♪シュリ~ンプヌードル♪
と女の子が歌っていたのをマネをしながら、プラスチックの小さい
フォークのようなもので食べておりました。

それはそうと、日清と言えば忘れられないことがありまして、
青森の三厩(みんまや)村(現、外ヶ浜町)で仕事をしていた時に
駅前に1軒だけ赤ちょうちんがあり、そこがあたくしたちの
唯一の憩いの場だったので、ほとんど毎日のように通っておりました。

4つ上の先輩で飲むと「バイオレンス」になる阿部さんという方が
いまして、でも、何故かあたくしは「かっちゃん」と気に入られていて、
その日も5~6人で飲んでいました。(阿部さん含む)

皆、いいだけ「酎レモン」が効いて来た頃に、おもむろに誰かが帰ったら
インスタントラーメンでも食うか。と言うと、顔を真っ赤にしていた阿部さんが、
「かっちゃん!日清はカップヌードルのゲンソだぞ!」と大きな声で言い出しました。

「!? えっ、阿部さん、いま何か言いました?」
「だから、かっちゃん!日清はカップヌードルのゲ・ン・ソ!」と言うのです。
一瞬、阿部さんを除いた全員がお互いに顔を見合わせ、
次の瞬間にそれは「ゲンソ」ではなく「元祖(がんそ)」と言おうとしたのが
わかったのですが、なんせ酔うと「バイオレンス」なので誰も口に出そうとはしません。

するといるんですよね~、よせばいいのに飲むと調子にのる輩が、
それは、あたくしと同期の「すが(菅原)」が「阿部さ~ん、それってゲンソじゃなく
元祖って言うんですよ、もう~軽くギャグなんて飛ばしちゃって」と言ってのけたのです。

すると、普段から「すが」の軽口をこころよく思っていない阿部さんが不気味なくらいに
冷静な口調で「菅原、飲み足りないから少し付き合え」と。。。。。

次の瞬間みんな無言で立ち上がり、そそくさとお会計を済ませて店を後にし、
宿舎まで徒歩5分ほどなのですが、みんな足早にしかも誰一人会話を
することなく帰ってきました。

宿舎へ着き、みんな口々に「菅原、大丈夫かな?」とか「やばいんじゃない?」とか
心配してるけど現金なもので、インスタントラーメンなんぞを食べておりましたら、
「ガラガラ~」と玄関の引き戸が開いて阿部さんが帰ってきました。

みんな一斉に食べていたインスタントラーメンをむせ返してしまい、
あの光景は、まるで映画の寅さんが帰ってきた時のようなシーンでした。

一番上の先輩が「阿部、菅原は?」 「途中まで一緒だったけど、急に泳ぎたいと
言うので、橋のところで別れてきました」(海沿いなので河口にある橋です)

一同、「えっー!!!」(かなり嫌な予感)
急いで橋のほうへ向かうと、暗がりをびしょ濡れでゆらゆらと歩いてくる「菅原君」の
姿を発見しましたとさ。。。。。

追伸、阿部さんはマジで「元祖」を「ゲンソ」だと言っていましたよ。