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何とか救出されて欲しいです。

「AFP=時事によると、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)
は9日、ナイジェリアの政府軍が、イスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」が女子生徒ら
200人以上を拉致した学校への襲撃について事前に情報を得ていたにもかかわらず、
5時間近くも行動を起こさなかったと発表した。軍は、この情報を否定している。

アムネスティ・インターナショナルによると、4月14日の午後7時以降、
軍司令官たちにはボルノ(Borno)州のチボク(Chibok)への襲撃が差し迫っているとの
情報が複数回伝えられていた。

2人の軍高官は、兵士たちは自分たちより装備の優れた武装集団に立ち向かうことを
ためらったため、攻撃を食い止めるのに十分な部隊を配備することができなかったと
述べたとされる。

結果的に、最大200人のボコ・ハラム戦闘員が、町に駐留している少数の警察官と
兵士との戦闘の末、午後11時45分ごろに276人の女子生徒を拉致する事態となった。

また、イスラム過激派によると、
少女たちを拉致した理由について西洋的な教育を止めさせるためだと述べた。
さらに、少女たちを「奴隷」として拘束しており「9歳や12歳で」花嫁として
売り飛ばすつもりだと語った。」
と、とんでもない悲惨な犯罪が起きています。

それでなくとも、政府軍対反政府軍や部族間(宗教なども)の争いで危険地帯なのに
民を守るはずの警察や軍がビビって見て見ぬふりって・・・・・。

この記事を目にして、数年前に観た映画の主人公なら。
と思わずには居られませんでした。(実話を基にした映画です)

元麻薬密売人でありながら牧師に転身し、アフリカ・スーダンの子供たちの救援活動をしている
”サム・チルダース”をモデルにした『マシンガン・プリーチャー』です。

チルダース氏は麻薬とアルコールを断ち牧師となり、ボランティアでアフリカの北部ウガンダや
南部スーダンに行った際に、現地の子供たちの置かれている状況に衝撃を受けました。
「地雷で吹き飛ばされた幼い子供の死体を見た。その瞬間、あらゆる手段を使って
子供たちを助けようと心に誓ったんだ」と。

映画は、チルダース氏がスーダンに孤児院を建設し、子供たちを守るための戦いに
身を投じるという内容なのですが、「尊い命を守るために牧師が武器を持って
応戦するのはいかがなものか?」と、日本流に言えば、「死んだ人間を弔う坊さんが、
いくら人出すの為と言い人を殺生していいのか?」となるのでしょうね。それに対して
観客から賛否がありました。(日本も戦国時代は”僧兵”と言って普通に戦って
いたんですけどね)

けど、この問いに”サム・チルダース”はこのように明快に答えています。
「私のとっている手段が正しいとは思わない。しかし、もしあなたの大切な人や家族が
誘拐された時、私が助け出すと言ったら、あなたはその手段を問うだろうか?」と。

マジ、カッコええー!!

ですよね!
皆さんだって、大切な人や家族(特に子供)が誘拐されたりして、警察も当てにならない時に
「私が助け出しますよ。その代わり助け出す手段は私のやり方でいいですか?」
と、問われて一刻の猶予もない時に「出来れば暴力を使わないで平和的にね。」
などと言いますか?あたくしなら「どんなことをしてでも救って下さい!!」と叫びますよ。
ましてや海外とかならば尚更です。

更に「一緒にやらせて下さい。」と付け加えますけどね。。。。。


ファイル 1847-1.jpg『マシンガン・プリチャー』

ファイル 1847-2.jpg”サム・チルダース”本人。