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ススキノの慣習と・・・・・。

「おはようございます!」と、この業界では何時に出勤しようが
「おはようございます!」です。例え、それが深夜0時過ぎても。

面白い慣習ですね。

最初にこの言葉を聞いた時にはもの凄く新鮮で「別世界だ!」と
一般世界とは違う独特の世界に仲間入りをしたんだと言う、
緊張と興奮がありました。

気が付けばこの業界に入ったのが1988年で、今年で26年。
四半世紀ですね。(笑)

それからずーっと出勤時には「おはようございます!」です。
まぁ、それが最初に顔を合わせるので当然と言えば当然ですけどね。

他には「お疲れ様で~す!」となりますが、こちらは仕事中や
先に上がる時とか、休みの日に来た時に使う言葉ですね。

以前、新しくは行ったバイトが元気よく「こんばんは!」と言われた
ことがありますが、思わず噴き出してしまいました。

日が暮れているので間違いではないですが、やっぱりピンとこないですね。
あたくしが働いた時はそのような慣習や略称などが他にもありましたが、
時代と共に少しずつ無くなって来たのは残念ですね。

それは同時に”ススキノ”に昔からある店やベテランの人たちが居なく
なったということでもあります。

追記 もう20数年前に、二〇〇六年に閉店した老舗キャバレー「エンペラー」の
青木商事で専務や相談役を歴任していて、同時にススキノを長年見守り続けた、
八柳鐵郎(はちやなぎてつろう)さんが書いた「すすきの有影灯」「薄野まで」
「すすきのの女たち」が八柳さんの体験を元に書いたエッセイがありましたが、
その後のススキノの話を書いたエッセイや何らかの著書が現れても良い頃だと
思いますけどね。

だって、ちっぽけなカラオケパブから全国へ行き上場した会社もあるし、
その辺の勃興時期やその後のススキノの衰退などは結構面白いと思うのですけどね。。。。。