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今日から”すすきの祭り”だと。

今日からすすきの祭りで、第50回にもなるとのこと。
しか~し!あいにくの雨模様です。(明日も)

今年は”鈴木徳太郎商会(法人名)”が屋台を出します。
6,7,8,9の四日間です。(米ちゃん行くでしょう)

社長兼遊び人の(金さんかよ)”規夫”が店頭で腕を振るうそうで
沢山の飲兵衛やキレイなお嬢さんたちと賑やかで華やかな屋台に
なりそうです。

あたくしもススキノで働いていた時に2,3度ほど屋台を出しました。
若衆が沢山いたので、あたくしはあまり屋台には出ないで、最初の
集まり&場所決めや準備をして、あとは店に戻り任せておりました。

オペラというカラオケパブ(若い人は知らないみたいです)で働いて
いた時にも屋台をやりましたが、あの時には何を勘違いしたのか
あたくし、店の人員と屋台の人員を分けていなくて、

いざ「今日からすすきの祭りだぞ!屋台も店も稼ぐぞ!オ-!!」と
気合いを入れたまでは良いのですが、「店長、誰が屋台をやるんですか?」
「・・・・・?」
山本は以前焼鳥屋でバイトをしていたので仕込みから決まっていたのですが、
他の人員まで特に決めていませんでした!!(笑)

「取り敢えず、あべちゃんとハルな」
「店長、店に人いませんよ?」
「バカヤロウー!俺一人いれば何とかなるんだよ!!」と威勢の良い啖呵。
「でも、定期的に電話しろよ」(当時は公衆電話)

因みに当時のオペラは25坪くらいでカウンターが10~12席でボックス席が
38席という感じで、トータル50席位でマックスで80席。(どんな入れ方だよ)

で、あたくしは「どうせ、すすきの祭りで早い時間はそんなに来ないだろう」と
半ば鼻歌交じりで余裕のよっちゃん(古ッ)でマイペーススタート。

所がどっこい!
「いらっしゃいませ~!何名様ですか?3名?はいこちらへ」
「いらっいしゃいませ~!あっ、00さん!1人?カウンターで!」
「いらっしゃいませ~!5名!?どうぞ、そちらへ!」

おっ、さいさきがいいぞ!余裕、余裕!

「おー!いらっゃい!浴衣似合うね~!そこまで浴衣が似合うのはバカボンか
00ちゃんくらいだよ!!」 「やだ~店長!!ガハハハハー!」
「いらっしゃいませ~!お~00さん~。2名?今日はボックス?ダメ、面倒だから
カウンターにして。」
「いらっしゃいませ~!何名様ですか?4名様、それではそちらの席へ」
「店長、1人でやってんの?他のスタッフは?」
「他はススキノ祭りで屋台です!」 「大丈夫?」 「余裕、余裕、余裕のよっちゃん!」

「いらっしいませ~!何名様ですか!?3名?では、そちらへ」
「いらっしゃい!!何名!?2名はカウンターね!!」
「何名様!?そちらへ!!!」

「店長、大丈夫?他のスタッフ呼んで来ようか?」
「大丈夫!大丈夫!!余裕だから!!!」(なぜかキレ気味)

あれよあれよと言う間にほぼ満席状態。
最初は「あの野郎ども電話もしないで帰ってきたら、絶対にヤキ入れてやる!!」と、
その執念だけで回していたのですが、不思議な物で人間は限界を超えると
笑ってしまうんですよね。そう、超越してしまうんです。(笑)

約2時間ほどしてから、まずは”あべちゃん”が帰って来て「店長!大丈夫ですか!!」
「お~、あべちゃん!どうだった屋台は!?こっちは見ての通り大繁盛!!
しかも、バイトが居ないから人件費も浮き利益率アップよ!!笑」と、超越した人間は
仏のように穏やかな性格になるのでした。

と言う、懐かしい日々を思い出した次第です。。。。。