近畿大学の養殖クロマグロと言ったら、今ではブランド化ししつつあります。
世界で初めて”クロマグロ”を完全養殖に成功したんですからね。
実に32年の歳月が掛かったとのこと。
32年ですよ、32年!!”忍”がまだ生まれていない時から
研究を重ねて来たんですからね。(忍が26歳だから、あと6年で
世界初の”忍”になるのかな・・・・・?)
先日、コンビニ?スーパー?だかで、近畿大学養殖クロマグロの中骨だしを
使った塩カップラーメンを思わず買いました!!マグロの中骨だしと聞くと
「ちょっと臭みがあるのかな~」と思いきや、まったくなく無臭であっさりとした
スープでした。(なので、少し醤油を入れたくらいです)
で、この研究を成功に導いたリーダーの熊井さんを32年間支えたのは
「不可能を可能にするのが研究だ」という、初代総長の言葉でした。
ある日、総長から「昆布の養殖をやってみないか」と言われましたが、
「そうは言っても、昆布は北海道のものですから無理ですよ」と25歳の
熊井さんは答えました。(この若造がー!!と言わないのが総長とあたくしの違い)
すると後日、総長から熊井さんの元へ手紙が届きました。
その中に新聞の切り抜きがあり「兵庫県の水産試験験場が瀬戸内海で
昆布の養殖を始めた」と言う記事でした。
それで熊井さんは直ぐに総長に謝りました。
で、その時に言われたのが「不可能を可能にするのが研究だ」という言葉です。
きっと、あたくしなら「ほ~ら、見てみろ!どうだ!?お前はやっても見ないうちから
言い訳ばかりで、頭デッカチのクソ野郎なんだよ!!」となったでしょうが、
そこは総長、人間が出来ているので論理的&実践的な言葉で納得させて
ました。(あたくしの場合は、完全にやる気を削ぐ言葉ですからね)
また、熊井さんは不可能を可能にするためには何が大切か?と、問われて
「忍耐」(おっ!忍の一字だ)とも答えています。そりゃあ、32年ですからね、
あたくしのような3日以内に結果を求めるような輩とは違います。(笑)
よし、あたくしも「可能を不可能にするのが仕事だ!」と、これから言うように
します!
って、逆だろ。