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2月18日水曜日 「仕事の記録帖」から。

本日は、私たちが毎朝、朝礼で使っている
月刊「仕事の記録帖」と言う、小冊子からです。

この「仕事の記録帖」を読み出して、もうかれこれ
12年目になりました。

例えば、「2月18日水曜日の仕事の記録帖を読みます」
「頑張ります」は禁句・・・・・、と言うように始まります。

当時、サイバーシティービルの1Fで「上海月」と
「暖中」と言うお店を営業しており、

2店舗はキッチンが一つなので、バックヤードで繋がっていて、
裏(舞台裏?)では繁盛に2店舗のスタッフが行き来しておりました。

朝礼は必ず2店舗で行います。
まずは、昨日の売上報告と反省会から(毎日、営業が終ると反省会を
して、良かったこと悪かったこと、特に悪かったことは徹底して解決しました)

それから、本日の予約状況や山モノ(品切れ)、注意事項など。
をするのですが、最初に担当の人が「仕事の記録帖」を読みます。
読み終えたら、居並ぶスタッフに感想を述べてもらい、最後に読んだ人が
自分の感想を話します。

時々、無理をして”チンプンカンプン”なことを言う人や、入ったばかりの
新人に指名したりして、周囲から「まだ、早いよ~」などとなることもありました。(笑)

日頃から本を読んでいない人や、活字慣れしていない人は、かなり
変で(漢字も読めない)、仕事の記録帖の内容よりそっちの方が気になっちゃいます。

それでは、始めます。
2月18日水曜日 「頑張ります」は禁句。

”欽ちゃん”の愛称で親しまれているタレントの萩本欽一さんは、
テレビで見る顔と「欽ちゃん劇団」の団員や弟子に対する顔では
天と地の差があり、団員や弟子には大変厳しいものがあるといわれています。

団員や弟子には大きく成長して欲しいという願いから厳しくしているわけですが、
タレントのはしのえみさんが、「欽ちゃん劇団」の芝居に参加したときのことです。

はしのさんが、団長の欽一さんに、「頑張ります」といったら、「”頑張ります”は禁句ね」
といい、「頑張るのはあたり前のことで、頑張らないことのほうが不思議なの。
その上をいかなければプロとしてお客様を喜ばすことはできないよ」といいます。

普通の頑張りではダメだということです。それにプロは頑張ることではなく、
お客様を喜ばせることが目的です。 しかし、簡単にはお客様を喜ばせる
ことはできません。 

”超”頑張りが必要なのです。

はしのさんの出演している公演が終ったときに欽一さんは、直筆で
「頑張りましたね」と手紙をくれました。

それを見て、
頑張りを超えた頑張りがプロには必要だということを痛感したということです。

「細谷、どうだ」 「えっと・・・・・、」
「マキは」 「はい、私は・・・・・、」
「よし、じゃあ祥子」 「これって、うちの店でも良くあることだと思うんですよね・・・・・、」
てな、具合です。(知ってる人は懐かしいでしょ、”笑”)


これは、いつ自分が読むか、指名されるでかなり緊張感があります。

それと、人前で声を出すこと、活字を読むこと、感想を述べることで、
場馴れしますし、言葉を知ることが出来ますので、ある意味、
良い勉強にもなります。

最近は、
このような良い題の時は、あたくしの”メルマガ”で併用して使います。

このように、

お疲れ様です。

今日の思い。

「”頑張ります”は禁句」です。

仕事の記録帖から。

読みましたか。

いますよね、皆さんの周りにも。

取りあえず”頑張ります”
取りあえず”大丈夫です”
取りあえず”何とかします”
ひんぱん
上の3つを頻繁に使う人は、ただの「挨拶代わり」
のような感覚なんです。

”取りあえず”で、その場を回避できればいいと思っているのです。

欽ちゃんが言っている様に「頑張るのは当たり前のことで、
頑張らないのが不思議なの。その上をいかなければ
プロとしてお客様を喜ばすことができないよ。」

この”言葉”をしっかりと”店内スタッフ全員で”徹底して下さい。
いいですか、「”店内スタッフ全員で”」ですよ。

編集後記

本日の「店長会議」のことを報告する。
ちなみに2月の”てまひま”の「仕事の記録帖」です。(絵、わたくし、笑)
ファイル 233-1.jpg
編集・発行人「伊藤 文明」
発行所 「文明出版社」より。

PS、昌子、昨日は名前の漢字忘れてごめん。
あとで、瀬口(現、佐藤)さんからメール来た、「野宮しょうこちゃんは『昌子』ですよ、って。