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苦渋の決断だよね。(終末期医療)

先日、NHKで「終末期医療」の番組をやっておりました。
終末期医療とは、ターミナルケアとも呼ばれて『延命などを主たる目的とはせず、
苦痛の緩和を目的として、死を迎えるそのときまで安らかに生きていけるために
行う医療』と位置付けられているとのこと。

終末期医療で重要視されるのは主に以下の二つです。
・延命治療の拒否
・苦痛の緩和対策
で、さらにネットで探したもので、「日本においては、“積極的に安楽死すること”は
認められていません。つまり、「闘病が苦痛だから、今すぐに毒を流して殺してほしい」
のようなことはできないのです。しかし、「この薬を使えば3か月ほど延命できる可能性がある」
というようなものがあったとき、その薬の使用を拒絶することはできます。

苦痛緩和については、モルヒネなどの強い痛みどめの処方、そして、“鎮静”などの
対策が取られます。鎮静というのは、患者の意識を薄くすることにより、
痛みを知覚しにくくさせる、というものです。

また、このような肉体的な苦痛の緩和だけでなく、「死へと向かうこと」の恐怖心を
取り除くための、精神的ケアも行われます。」と、ここまで。

正直、あたくしこのような手法があるのは知りませんでした。

日本では”安楽死”は認められていないのですが、あたくしが番組を見た感じでは
限りなく”安楽死”または”尊厳死”なんじゃないのかな?と思いました。

つまり、延命処置をさせても苦痛でしかない。とか、何も口にできなく3〜4日の命。
だとか、他にも基準があり、本人の要望で苦痛から救う合法的な手段なんじゃないのかと。
(でも、限りなく安楽死みたいだけどね)

番組では、末期がんで「最後は家で」と言うご主人さんが、あまりの激痛で
時には一日中痛がり、患者本人が”終末期医療”を希望し、次に家族が同意し、
家族と最後の別れの言葉を交わし、それから医師が注射をし、すやすやと
眠りに入り、それから三日後に亡くなられました。
”終末期医療”に同意した奥さんは「後悔はしていません」と言っていますが、
その表情は悲しい表情でした。本人と家族の同意を得て”終末期医療”を施した
医師は後に「本当に今回の事がベストの選択だったのか?」と後悔していました。

あたくしは番組を見ていて、「もし自分だったら”終末期医療”を望むだろうな〜」
と思いましたが、自分の家族ならばどうするか?いくら本人の意思だとしても
かなり悩み迷うと思います。もうダメだとしても一縷(いちる)の望みを捨てたくは
ないですからね。しかし、物凄く苦痛な姿を見たら・・・・・。

30分の番組でしたが、あたくしは物凄く考えさせられました。。。。。

追記 他にも旦那さんの”終末期医療”に同意して奥さんが「もう、最後は
苦痛で元気な頃の00(ご主人の名前)さんとは別人でした。
それを見ているのは非常に辛かったですね。」と。そう考えると”尊厳死”的な
意味合いもあるのかも知れませんね。

もし、あたくしが判断できない状態になっていたら迷うことなく”終末医療”をやって下さい。